『ドクター・フー』新ドクター候補が浮上

今年1月上旬に、1960年代から英国で不動の人気を誇る長寿SFドラマ『ドクター・フー』で、13代目にして初の女性ドクターとなったジョディ・ウィッテカーが降板するとの噂が報道された。そんななか、早くも新ドクター候補の名前が浮上している。

現時点では、シーズン11よりドクターを演じるジョディの降板は噂の段階にすぎず、放送局の英BBCから正式な発表はない。しかし、次のドクターになるのではないかと、ロックバンドのイヤーズ&イヤーズでフロントマンを務め、英LGBTQドラマ『It"s A Sin(原題)』に主演するオリー・アレクサンダーの名が浮上している。

オリーが英トーク番組『Heart Breakfast』にゲスト出演した際、その噂について直撃されて曖昧な答えを返している。「もし、僕がドクターを演じるとして、それを君に言えると思う? 僕の口が軽いのは間違いないけど、口にチャックをされてるんだ...。ドクターを演じられたらスゴイだろうね。素晴らしい役だし、いい番組だからさ」とコメント。

俳優兼ミュージシャンとして活躍するオリーは同性愛を公言している。13代目で初めて女性ドクターが誕生し、番組が次も多様性を意識したキャスティングを目指しているなら、再び女性かLGBTQのキャストが選ばれる可能性が高く、オリーは候補リストの上位にいると考えられると米Screen Rantは伝えている。

オリーはこれまでに、『Skins -スキンズ』や『ナイトメア ~血塗られた秘密~』などのドラマシリーズ他、『ガリバー旅行記』『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』など映画にも出演している。

果たして、ジョディが続投するのか、もしくは新ドクターが誕生するのか続報を待ちたい。なお、すでにジョディの脇を固めるグラハム・オブライエン役のブラッドリー・ウォルシュと、ライアン・シンクレア役のトシン・コールがシーズン12をもって降板することが決定している。(海外ドラマNAVI)

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『ドクター・フー』© BBC Studios