『ゲーム・オブ・スローンズ』のユーロン・グレイジョイ役で知られるピルー・アスベックが出演! 2017年にスウェーデンの女性記者がコペンハーゲン近海で切断遺体となって発見された"潜水艇事件"を、捜査を担当したベテラン捜査主任の視点で映像化したクライム・ミステリー『インベスティゲーション』。3月17日(水)よりスターチャンネルEXで配信スタートする本作で監督・脚本・製作総指揮を務めたトビアス・リンホルムが、より現実に近づけた撮影現場や製作秘話を語るインタビュー映像が初公開となる。
デンマークの放送局TV2が2020年9月に放送した初回は748,000人(リニア放送)に視聴され、同局のプライムタイム平均を43パーセント上回る最高記録をマーク。夜8時の時間帯シェア42パーセントを集め、2020年デンマークで開始した新作クライムドラマの中で最高視聴率を獲得した話題作だ。
そんな本作で監督・脚本を務めたリンホルムは、「この作品は古典的な警察ドラマだ。2017年にコペンハーゲンで起きた実際の殺人事件を追っている警察が真相をつかむまでの緻密な捜査が描かれる。一つは警察の捜査に関わる全ての人たちが描かれる。もう一つの物語は主人公の捜査主任と被害者の両親の間に生まれる絆だ」と作品について語る。
製作に至るきっかけについては、「事件発覚後は闇の部分しか報道されなかったが事件解決の為に闘った人たちの存在を知り混沌の中に光が見えた。それが始まりだった」と、世界を震撼させた事件を映像化させた理由を明かす。
続けて「捜査主任と遺族の協力がなければドラマ化は実現しなかった。被害者のご両親は驚くほど強い人たちだ。彼らが見た現実を僕に話してくれた。彼らを暗闇から救ってくれた人たちの存在とその人たちへの感謝の思いだ」、と協力してくれた当時事件捜査に携わった捜査主任や遺族の方に感謝の思いを述べた。
また、「第1話で海底から潜水艦を引き上げるシーンは実際の現場近くで撮影した。クレーン船も実際に使われた物だ。作業員も実際に潜水艦を引き上げた人たちだ、そうすることで実際に何があったかをつかめた。より現実に近づけたんだ」「ダイバーも捜査に協力してくれた人たちだ。遺体を捜索した警察犬も被害者のご両親の犬も実際に登場している。なるべく現実に近づけた」と、実際に当時使われた物の使用や作業員などの出演によって、より現実に近づけたドラマである事を語る。
最後に「これは人間性の物語だ。自己犠牲、友情、助け合い、暗闇から光に向かって歩いた人たちの物語だよ」と本作のテーマを語った。
なお、デンマーク出身のリンホルムは同胞のマッツ・ミケルセン主演映画『偽りなき者』(2012年)の脚本家としても知られるが、共同脚本で参加した同じくマッツ主演の最新作『ANOTHER ROUND(原題)』は第93回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされている。本作は2021年全国公開予定。
『インベスティゲーション』はスターチャンネルEXにて3月17日(水)より毎週水曜日1話ずつ配信(海外ドラマNAVI)
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