マーベル映画『マイティ・ソー』シリーズで主人公ソーの義弟ロキを演じ、Disney+(ディズニー・プラス)の新作ドラマ『ロキ』に続投するトム・ヒドルストンが、ファンがヴィランのロキを応援する心理を自分なりに分析している。米Comicbook.comが報じた。
『マイティ・ソー』シリーズをはじめ、マーベル映画6本に登場したロキは"悪戯の神"との異名を誇り、常に兄ソーを陥れようと悪事を企んでいるのだが、どこか憎めないキャラクターでファンに絶大なる支持を集めている。その人気が単独シリーズ『ロキ』の誕生に繋がったとも考えられそうだが、ヴィランのロキを慕って応援するファン心理について、トムが思うところを語っている。
「『マイティ・ソー』シリーズにおけるロキのキャラクター像には、胸が痛むし哀愁に満ちているよね。映画でロキはソーの弟として登場して、ソーは王位継承者だ。ロキは純粋に兄を愛していると思うけど、両親がソーをひいきしていることに深い嫉妬や暗黙の恨みを持っていた可能性もある。そして、ロキは隠されていた自分の出自を知る。彼はヴィランへ進化していく過程で、かなり傷つきやすくなって心の痛みを伴ったはずだ。だから、『マイティ・ソー』の終わりでロキがヴィランになっても、それは心の痛みや孤独、混乱が根源だと観客は理解してくれたんじゃないかな」と、ロキがヴィランになった原因に共感できるからこそ、ファンが応援してくれるのではないかと分析した。
ドラマ版ではオーウェン・ウィルソン(『ナイト ミュージアム』シリーズ)、リチャード・E・グラント(『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』)、ググ・ンバータ=ロー(『ザ・モーニングショー』)、エリカ・コールマン(『ストレンジャー・シングス 未知の世界』)、ソフィア・ディ・マルティーノ(『イエスタデイ』2019)らもキャストに名を連ねている。
『ロキ』はDisney+にて6月11日(金)より配信スタート。(海外ドラマNAVI)
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『ロキ』©2021 Marvel