サスペンスドラマ『DEVILS~金融の悪魔~』アレッサンドロ・ボルギのインタビュー映像&コメントが到着!

米大手投資銀行ロンドン支社で働く敏腕トレーダーがヨーロッパ経済を揺るがす金融戦争に巻き込まれる様をスリリングに描く『DEVILS~金融の悪魔~』。 「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」で配信中の本作で、主人公マッシモ役を演じるアレッサンドロ・ボルギのインタビュー映像が到着した。

『DEVILS~金融の悪魔~』は、イタリア出身の株式トレーダー、グイド・マリア・ブレラがリーマン・ショックからインスピレーションを得て執筆した同名のベストセラー小説に基づくサスペンスドラマだ。実際の金融危機や汚職事件がストーリーに織り込まれているほか、当時のニュース映像も登場する。

主人公マッシモ・ルジェーロを演じるのは、イタリア人俳優のアレッサンドロ(『Suburra -暗黒街-』)。ミステリアスな上司ドミニク・モーガンに扮するのは『グレイズ・アナトミー』で人気を博したパトリック・デンプシー。ほか、デンマーク出身のラース・ミケルセン(『ハウス・オブ・カード 野望の階段』)、スペイン出身のライア・コスタ(『ヴィクトリア』)、英国人俳優のマラカイ・カービー(『ROOTS/ルーツ』)、ポーランド人のカシア・スムートニアック(『ドクター・ドリトル』)ら、国際キャストが集結する。

アレッサンドロは、野心にあふれるマッシモの人物像について「イタリア人気質が無意識にも行動にも反映されてしまう。開放感があるときは顕著だ。一方で実践的な国民性が最強の武器にもなる」と分析。また「当初、人としてのマッシモと金融界のシャークたる人物像を演じるのが難しかった。」と2面性のあるキャラクターを演じるにあたっての苦労を明かした。

さらに、映像では語り切れなかったインタビューのすべてをご紹介! 本作出演の理由や、お気に入りのシーンについて語った。

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アレッサンドロ・ボルギ インタビュー全文

――本作に出演した理由は?

かなり初期の段階から、これは様々な理由で僕のキャリアにとって新たなチャレンジになると感じていたよ。英語のセリフ、とりわけアクセントや金融の専門用語はチャレンジだったね。金融に関してはまったく知識がなかったけれど、この世界にはずっと心のどこかで興味を抱き続けてきたし、いつか個人的にも役に立つことがあるかもしれないから学んでみたい、という自然の好奇心に従ったんだ。とはいえ、何より敬愛する監督のニック・ハランと最高の脚本家のヤン・ミケリーニ、そして素晴らしいスタッフ、さらには僕のメンターであり今回の制作を通してアドバイスや指導をしてくれたグイド・ブレラといった人たちのサポートがなければ、今回のチャレンジを実現することはできなかっただろうね。

――ローマとロンドンでの撮影はどうでしたか?

このドラマのおかげで初めてインターナショナルな環境で仕事をすることができて感謝しているよ。なんといってもローマは僕の街だ。この街の良いところも悪いところもすべてを愛している。ロンドンは今回の撮影でその素晴らしさを知ったよ。観光客としてただ路地を歩くだけでもこの街が人々に与えるパワフルさが伝わってきて感動したね。大きなエネルギーをくれる街だし、働き方や生き方に独自のスタイルがある。刺激を受けたし、マッシモの役作りに欠かせない刺激を受けたよ。

――衣装、セットデザイン、世界観については?

ドラマに登場する外観はほぼロンドンの街を利用して撮影されたけど、僕のアパートや銀行は劇場を利用して作り上げたんだよ。僕がこれまでに見てきた世界屈指の制作会社の中でも、この作品のセットはすばらしく高い完成度だったね。衣装をはじめ、役作りに欠かせないすべてが初期の段階からとても綿密に作り上げられていたしね。僕にとって衣装はバッドマンのバッドスーツのようなもので、いつもセットに到着して衣装室でマッシモのスーツを身に着けると自然と彼になりきることができたんだ。それも撮影に入る前から手掛けてくれた膨大な作業のおかげだと感謝しているよ。

――お気に入りのシーンはありますか?

今回共演することができた素晴らしいキャストのおかげで沢山あるよ。強いて選ぶとすれば、パトリック演じるドミニクと彼のオフィスで繰り広げた最初の一連のシーンかな。あれは僕のキャリアにとって素晴らしい財産になったよ。パトリックとの緊迫したシーンで、当時のことは今でも克明にすべてを覚えているよ。大きな感情が交錯して二人を特徴づけるシーンになったからね。プロフェッショナルな素晴らしい共演の機会を与えてくれたパトリックにはこれからもずっと感謝を忘れないよ。

――現実のニュース映像をストーリーの中に取り入れることで、どんな効果があると思いますか?

本物のニュース映像を加えることは、このドラマ全体にとって重要な要素だったよ。実際の映像はドラマのストーリーを伝えるのに非常に効果的なツールになる。視聴者にとってはすぐにピンとくる出来事だからね。第4話ではアイルランドで実際に起こった出来事が登場するけれど、アーカイブ映像が現実とドラマをつなぐ大きな役割を果たしたいい例じゃないかな。ドラマを観終わったらすぐに実際に起こった出来事を調べたくなるだろうし、そうした純粋な好奇心が今現在を知ることにもつながるんだよ。

――脚本内に『この世界でもっとも強力な武器は銃じゃない―経済だ』というセリフがありますが、この考えには賛成?

賛成だね。このドラマと原作者のグイド・ブレラから得た知識のおかげで、昔から経済は政治的なツールとして効果を発揮していることを学んだよ。それは市場の動向を決めるだけでなく、僕らのQOL(生活の質)にも影響を及ぼしているんだ。僕らはこのドラマを通じて金融界で下される様々な決断やそれらが日常生活に与える影響を描き出しているんだ。

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『DEVILS~金融の悪魔~』は「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」にて配信中(字幕・吹替)

(海外ドラマNAVI)

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『DEVILS~金融の悪魔~』© 2019 SKY ITALIA S.R.L. – LUX VIDE S.P.Azz. AllRights Reserved.