2021年も残すところあと半年。上半期に人気ドラマを降板した俳優を米TV Lineがまとめている。ファンにとってはショッキングだった降板の数々を振り返ってみよう。(本記事は、『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』、『シカゴ・メッド』、『レジデント 型破りな天才研修医』、『THE FLASH/フラッシュ』など、人気シリーズのネタばれを含みますのでご注意ください)
目次
- 1 ミリアム・ショア&チャールズ・マイケル・デイヴィス/『Younger/ライザのサバヨミ大作戦!』
- 2 ペイトン・アレックス・スミス/『レガシーズ』
- 3 ジェシー・メトカーフ/『チェサピーク海岸』
- 4 ギャレット・ディラハント/『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』
- 5 アヌパム・カー/『ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ』
- 6 ショーネット・レネー・ウィルソン/『レジデント 型破りな天才研修医』
- 7 モリス・チェスナット/『レジデント 型破りな天才研修医』
- 8 レゲ=ジャン・ペイジ/『ブリジャートン家』
- 9 トム・キャヴァナー/『THE FLASH/フラッシュ』
- 10 カルロス・バルデス/『THE FLASH/フラッシュ』
- 11 ジャコモ・ジャンニオッティ/『グレイズ・アナトミー』
- 12 ジェシー・ウィリアムズ/『グレイズ・アナトミー』
- 13 グレッグ・ジャーマン/『グレイズ・アナトミー』
- 14 テオ・ジェームズ/『サンディトン』
- 15 トーレイ・デヴィート&ヤヤ・ダコスタ/『シカゴ・メッド』
- 16 フレディ・ロドリゲス/『BULL/ブル 法廷を操る男』
- 17 レネー・フェリス・スミス&バーレット・フォア/『NCIS:LA ~極秘潜入捜査班』
- 18 エミリー・ウィッカーシャム/『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』
ミリアム・ショア&チャールズ・マイケル・デイヴィス/『Younger/ライザのサバヨミ大作戦!』
2015年から本作を支えてきたダイアナ・トラウト役のミリアムはファイナルとなるシーズン7を前に降板。シーズン7にはカメオ出演として登場するという。新型コロナウイルス(COVID-19)に関する問題やスケジュールが理由とのこと。
もう一人、本作を去ることになったのはヒラリー・ダフ演じるケルシーとの恋愛模様で人気を集めたゼイン役のチャールズ。シーズン7の第1話がゼインの見納めになる。
ペイトン・アレックス・スミス/『レガシーズ』
『ヴァンパイア・ダイアリーズ』『オリジナルズ』のスピンオフで人狼ラファエルを演じていたペイトンはシーズン3で降板。アーサー王の血を引いている!?と物語が盛り上がりを見せている最中だっただけに残念。
ジェシー・メトカーフ/『チェサピーク海岸』
今年の夏にシーズン5を迎える『チェサピーク海岸』でトレイス・ライリー役を演じてきたジェシーが降板。シーズン5はじめに彼の物語が終わるという。担当者は「今後も彼と新しいプロジェクトなどで一緒に仕事をし続けることを楽しみにしている」とのこと。
ギャレット・ディラハント/『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』
ゾンビの世界において生死の狭間で葛藤する男ジョン・ドリー役をシーズン4から演じてきたギャレット。シーズン6で作品を悲しい終わりを迎えることに。「ジョンの終わりはこの作品の終わりだ」というファンも。ギャレットは、米のEntertainment Weeklyインタビューでシーズン5の時点で彼の死は決まっていたと語っていた。
アヌパム・カー/『ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ』
脳神経内科医のヴィジェイ・カプール役のアヌパム・カーは、シーズン3で降板。今年4月に放送された第7話「The Legend of Howie Courmemeyer(原題)」では彼が新型コロナウイルス(COVID-19)と闘い、心臓切開手術を受けたあと、困難なリハビリを経て病院を辞めたことを同僚が知るというシーンが描かれている。
「この作品に参加することは信じられないほど特別な時間で、忘れることはないでしょう。視聴者のみなさんの愛と応援に感謝しています」とコメントしている。
ショーネット・レネー・ウィルソン/『レジデント 型破りな天才研修医』
シーズン1よりナイジェリア出身のレジデント医師ミーナ・オカフォーを演じたショーネットは良く考えた末、自ら製作陣に降板をお願い。キャラクターに素晴らしい最後のシーンを作ってくれたことに感謝しているという。出演最終話はシーズン4の第10話「Into the Unknown(原題)」。
モリス・チェスナット/『レジデント 型破りな天才研修医』
続けて『レジデント』からもう一人。神経外科医バレット・ケイン役のモリスもレギュラーキャスト降板。同じFOX製作のシリーズ「Our Kind of People(原題)」への出演が決まっているため、もしかしたらゲストとしての出演はあるかもしれないと報じられている。
レゲ=ジャン・ペイジ/『ブリジャートン家』
ヘスティング公爵サイモン・バセットを演じたレゲがシーズン1で降板。予想以上にヒットしたキャラクターだっただけにファンは大ショック。しかしこのことにショックを受けたのが、クリエイターのションダ・ライムズ。「たいていこういう反響は私が、長い間親しまれていたキャラクターを消した時に起こるものだけど、今回は生きてるのに!ってショックだったわ。私たちは殺してないわよ!って」
シリーズそのものは、シーズン4までまとめての更新が決定済み。
トム・キャヴァナー/『THE FLASH/フラッシュ』
ハリソン・ウェルズ/シャーロック・ウェルズ/イオバード・ソーン/リバース・フラッシュなど数々の役柄をこなしてきたトムはシーズン7でレギュラーを降板。シーズン6のストーリーを集約したシーズン7の第3話「Mother(原題)」で密かにレギュラーの座を終えることに。その後、しばらくエピソードが空いた後に、13話から複数話出演。降板後もゲストとして登場する可能性を残している。
カルロス・バルデス/『THE FLASH/フラッシュ』
ヴァイブことシスコ・ラモン役で親しまれてきたカルロスもシーズン7の第12話「Good-Bye Vibrations(原題)」にて降板。ウォレスは「素晴らしい才能のある二人が世界中に愛されるキャラクターを作り上げてくれた」と感謝のコメントを発表。シスコなしのフラッシュなんて想像がつかないという声も聞こえてきそうだ。
ジャコモ・ジャンニオッティ/『グレイズ・アナトミー』
シーズン17が放送中の大ヒットドラマ『グレイズ・アナトミー』より、アンドリュー・デルーカ役のジャコモが降板。ショーランナーのクリスタ・ヴァーノフいわく「この決断は本当に辛かった」とのこと。
ジェシー・ウィリアムズ/『グレイズ・アナトミー』
『グレアナ』の降板劇の中でも大きな話題となったのは、2009年から12シーズンに渡って出演してきたジャクソン・エイヴリー役のジェシーとの別れだろう。″Japril/ジェイプリル"という愛称で親しまれたジャクソンとエイプリル カップルが再登場すると喜んだのも束の間。ジャクソン卒業のはなむけだったと知ってショックを受けたファンも多かった様子。
近年、俳優業以外にも様々な活動に力を入れており、プロデューサーとして携わった最新作『隔たる世界の2人』(Netflixで独占配信中)は、本年度アカデミー賞短編実写映画賞を受賞し、多彩な才能を発揮している。
グレッグ・ジャーマン/『グレイズ・アナトミー』
ジェシーの降板が明らかになった直後にトム・コラシック役のグレッグも本作に別れを告げることが判明。最終出演したエピソードはシーズン7の第20話「Tradition(原題)」。
シーズン14より出演し、シーズン16でレギュラーに昇格していた。ショーランナーのクリスタ・ヴァーノフは、「グレッグが恋しくなると思いますが、トム・コラシックとまた会う予定です!」と述べ、再登場を示唆している。
テオ・ジェームズ/『サンディトン』
英作家ジェーン・オースティンの未完の書を映像化した時代劇ドラマでシドニー・パーカー役を演じていたテオ。「僕が望む形でシドニーの旅が終わるようにと思い続けてきた。」というテオは、「キャスト・スタッフの成功を祈ってる」とコメントを残した。
もともと、『サンディトン』は2019年に英ITVで放送開始されたが、シーズン1でキャンセルに。しかし、歴史ドラマや古典作品のドラマ版を配信する米PBSのMasterpieceに救済され、シーズン2&3へ更新。そのサプライズがあったあとの降板劇だった。
トーレイ・デヴィート&ヤヤ・ダコスタ/『シカゴ・メッド』
シーズン1から出演しているレギュラーキャストの二人が揃ってシリーズを去ることに。
ナタリー・マニング役のトーレイは「どんないいことにも終わりがある」とSNSを更新し、「『シカゴ・メッド』のみんなのおかげで、6シーズンに渡ってナタリーを演じ続けられたことはとても光栄で喜びでした」と別れを告げた。
エイプリル・セクストン役のヤヤは、熱心なスタッフ・キャストが集結したチームと過ごした時間は、自分を俳優としても人間としても大きく成長させたと自身のインスタグラムで感謝を表していた。
フレディ・ロドリゲス/『BULL/ブル 法廷を操る男』
シーズン6を迎える本作にベニー・コロン役フレディは登場しない。直接的な理由は明かされていないが、ショーランナーのグレン・ゴードン・キャロン率いる職場環境へ抗議した脚本チームがシーズン5にて作品を降りたことが原因の一つという見方も...
レネー・フェリス・スミス&バーレット・フォア/『NCIS:LA ~極秘潜入捜査班』
情報分析官ネル・ジョーンズ役のレネーとITオペレーター、エリック・ビール役のバーレットも降板。現場チームをサポートする名コンビとして人気の高かったキャラクターとの別れは多くの人に衝撃を与えた。
パートナーのエリックと″東京″で新たな冒険を始めるという設定で作品を去った。レネーは彼女の決断に満足しているとのこと。
エミリー・ウィッカーシャム/『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』
5月25日にシーズン18が幕を降ろしたばかりの本作。最終話がエミリー演じるエレノア・"エリー"・ビショップ最後の出番だったことが明らかに。放送翌日エミリーは自身のインスタグラムで、「なんてすばらしい道のりだったのでしょう」とキャスト、スタッフへの感謝の気持ちを示し、「8年近く、172話に渡って一緒に働いてきたみんなへ、この喜びを言い表しきれません」と振り返った。
Photo:
『レガシーズ』シーズン1(c) Warner Bros. Entertainment Inc.
『Younger/ライザのサバヨミ大作戦!』© 2016 Viacom Media Networks. All Rights Reserved
『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』(c)Van Redin/AMC / (c)Ryan Green/AMC
『ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ』(c)2019 Universal Studios. All Rights Reserved.
『レジデント 型破りな天才研修医』 (c) 2019-2020 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved./(C)2018 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
Netflixオリジナルシリーズ『ブリジャートン家』シーズン1は独占配信中。
『グレイズ・アナトミー』シーズン17(C) ABC Studios
『サンディトン』公式Instagramアカウント @sanditon_official
『BULL/ブル 法廷を操る男』© 2021 CBS Studios Inc. BULLTM is a trademark of CBS Studios Inc. CBS and related logos are trademarks of CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved.
『THE FLASH/フラッシュ』
『NCIS:LA ~極秘潜入捜査班』TM & (C) 2018 CBS Studios Inc. CBS and related logos are trademarks of CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved.