『スター・ウォーズ』史上最強の賞金稼ぎボバ・フェット。今まで謎に満ち溢れていた彼の数々の真実が明かされるオリジナルドラマ『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』が今月末からDisney+(ディズニープラス)より配信開始となる。配信スタートに先駆け、ボバ誕生の秘密について紹介したい。
『スター・ウォーズ』シリーズは、ジョージ・ルーカスが愛する文化やモチーフ、映画などの影響を受けて誕生した作品、というのは有名な話だ。例えば、ダース・ベイダーのマスクは、伊達政宗の鎧兜がモデル。ほかにも、人気ドロイドのR2-D2とC-3POが黒澤明監督作『隠し砦の三悪人』の又七と太平が由来であるなど、ルーカスが愛する日本文化や作品への愛とリスペクトが込められている。
『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』で初登場し、絶大な人気を誇るボバ・フェットだが、彼もルーカスの"愛"が詰まったキャラクターだ。緑色のマントやボバ愛用のブラスターなど、西部劇のガンマンを想起させる見た目は、ルーカスの"クリント・イーストウッド"や"西部劇"への愛が関係している。
『ボバ・フェット』の製作総指揮を務めるデイヴ・フィローニは「『スター・ウォーズ』には、ルーカスが好きな映画や影響された映画へのリスペクトや感謝が込められている。ボバ・フェットのポンチョ姿はクリント・イーストウッド風で、ルーカスの西部劇愛から生まれたんだ。恐らくセルジオ・レオーネ監督(『荒野の用心棒』)が描くようなガンマンから来ているんだろう」と明かす。
そんなルーカスの思いが詰まっているボバだが、彼の足音にもこだわりがあるそう。『スター・ウォーズ』サウンド・デザイナーのベン・バートは「"ボバが賞金稼ぎならブーツに拍車をつけたら?"と言ったんだ。冗談のつもりだったけど、音響担当がその提案を取り入れて、ボバの足音に効果音がついた」と、語っている。
ダース・ベイダーやR2-D2、C-3POら『スター・ウォーズ』を代表する人気キャラクターと同様に、ルーカスの思いが込められて誕生したボバ・フェット。本作では一体どんな活躍を見せてくれるのか? 謎に包まれたボバの過去や現在が描かれるとされる本作は必見。
『マンダロリアン』のスタッフが贈る『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』は、12月29日(水)17:00よりディズニープラスにて日米同時配信開始。(海外ドラマNAVI)
Photo:
『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』(C)2021 Lucasfilm Ltd.
『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』(C)2021 Lucasfilm Ltd.ディズニープラスで配信中
『エピソード6/ジェダイの帰還』(C)2021 Lucasfilm Ltd.ディズニープラスで配信中