絶大な人気を誇る長寿SFファンタジードラマ『ドクター・フー』で、シリーズ初の女性ドクターを演じたジョディ・ウィッテカーがシーズン13をもってシリーズに別れを告げる。彼女の降板に伴い、新ドクターを誰が演じるのか憶測が飛び交っており、シーズン9にゲスト出演した女優が候補として浮上しているのだが、本人は「新ドクターは無名の俳優になるのではないか」と示唆している。
最近、14代目ドクター候補としてファンの間で頻繁に名前が挙がっているのが、Netflixのホラードラマ『ザ・ホーンティング・オブ・ブライマナー』で家政婦のハンナ・グロースを演じ、強烈な印象を残したタニア・ミラーだ。彼女は『ドクター・フー』シーズン9のエピソードに登場しており、シーズン14よりショーランナーとして復帰するラッセル・T・デイヴィースと面識がある。またタニアはデイヴィースがクリエイターを務めたドラマ『2034 今そこにある未来』にも出演している。
英Radio Timesのインタビューに応えたタニアが、新ドクターについて質問されて自論を展開している。
「ラッセルが期待されている候補者を選ぶことはないと思います。そう言っておくわ。ですが誰であろうと、視聴者はその人に夢中になるでしょう。きっと適者のはずですから。もしかしたら無名の誰かかもしれません。ラッセルは人のキャリアを作ることに長けていますからね。彼は、私にも他の人たちにもキャリアを築かせてくれて、間違いなく助けになってくれました。もし、彼がキャスティングでギャンブルをしていなかったら、今日、私はここでインタビューに応えていないでしょう」
14代目ドクターの候補としてタニアの他に、ロックバンドのイヤーズ&イヤーズでボーカルを務め、デイヴィースが手掛ける英ドラマ『IT"S A SIN 哀しみの天使たち』に主演しているオリー・アレクサンダーの名前が浮上している。
タニアが示唆したように、新ドクターには無名俳優が抜擢されるのだろうか? 新情報に目を光らせておきたい。(海外ドラマNAVI)
Photo:
『ドクター・フー』© BBC Studios