2012年に誕生した米NBCの人気ドラマ『シカゴ・ファイア』がこの度、通算300話に到達した。それを受けてケリー・セブライド役のテイラー・キニーが同作を振り返っている。米Varietyが伝えた。
-

『シカゴ・ファイア』オリジナルキャストがシーズン15で降板へ
『シカゴ・ファイア』でシリーズ初回から出演してきたオリジナル …
ジョー・クルース役ジョー・ミノソにとって最後の出演回に
本国アメリカで今月4日(水)に放送されたシーズン15第5話「Three Hundred(原題)」は、そのエピソードタイトルの通り、シリーズ300話となる。オリジナルキャストの一人として全シーズンに出演し続けてきたテイラーが、シリーズにまつわる思い出を語った。
「『シカゴ・ファイア』シーズン2か3の頃、ニューヨークで行われた番組発表会に行った時、マリスカ・ハージティに偶然会った。彼女はちょうど『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』シーズン16か17の契約交渉を終えたばかりだった。僕にとってはまったく別次元の話で、そんなことが可能だとは、ましてや自分の身に起こるとは想像もできなかった」
ヒットメイカーのディック・ウルフが手掛ける『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』は現在シーズン28に突入。同じくウルフが贈る『シカゴ』シリーズは、シーズン15を迎えたこの消防士ドラマのほか、『シカゴ P.D.』がシーズン14、『シカゴ・メッド』がシーズン12を放送中と、一大フランチャイズに成長した。
テイラーにとっては、キャリア初期の苦労を考えると、主演ドラマの長寿ぶりは信じられないことのようだ。彼は、新作ドラマのパイロット版を撮り続けても、どれがシリーズ化されるか分からなかった日々を振り返る。「ロサンゼルスでは車を持っていなかった。公共交通機関を使い、市内のあらゆるオーディションやキャスティング会場へヒッチハイクで向かっていた。キンコーズで履歴書と宣材写真をプリントアウトしていたんだ。だから、(今の状況には)感謝しかない」
記念すべきこのエピソードは、番組当初から出演するジョー・クルース役のジョー・ミノソにとって最後の出演回となり、非常に感情的な内容だ。テイラーはセブライドとクルースのラストシーンを撮影した時、「生々しく、ありのままの」反応があったと付け加える。
「決して忘れられない出来事の一つだ。僕たちは多くの時間をともに過ごし、時には本物の家族以上に濃密な時間を過ごす。撮影が始まった頃は、週に6日、一日15~16時間働くこともあった。ジョーは10年近く僕の右腕だった。相手の目を見て真実を語るという時間をたくさん過ごしてきた。それは親密な関係だ。だから、アートが人生を模倣し、その逆もまた然りというシーンは、生々しく、リアルで、正直なものだった。その瞬間を大切に思うし、それは永遠に僕とともにあり続けるだろう」
『シカゴ』シリーズ公式Instagramには、テイラーをはじめとした『シカゴ・ファイア』のキャストたちが、300話到達を喜ぶ動画や、彼らの初登場時と今の姿を振り返る動画が投稿された。
また、最後の撮影を終えたジョーが、テイラーから額にキスされた後、みんなの前でスピーチする動画もアップされている。
キャラクターは番組から去ることになったものの、幸いなことにジョーが完全にファミリーから離れるわけではない。
「ジョーは初日から『シカゴ・ファイア』にとって不可欠な存在であり、これからもウルフ・ファミリーの一員であることに変わりはない。彼が今年後半に初めてエピソード監督を務める予定であることを、私たちはとても楽しみにしている」と、製作総指揮を務めるピーター・ジャンコウスキーは語る。
長年にわたり番組が成功する要因について、NBC会長のパーレナ・イグボクウェは『シカゴ・ファイア』のコミュニティの絆にあると言う。「これらのキャラクターが他人のために命を懸け、互いのために駆けつける姿を見るのは、信じられないほど力強いものがある。その絆こそが、消防署51分署を視聴者にとって故郷のように感じさせてきた。そして『シカゴ』シリーズが毎年新たなファンを迎え入れ続けている理由でもある。ディック・ウルフのビジョン、そして脚本家、プロデューサー、キャスト、スタッフの多大な貢献が、『シカゴ・ファイア』を現代のテレビ史に残る傑作にした」
『シカゴ・ファイア』シーズン15は米NBCで毎週水曜日に放送中。シーズン1~12はHuluで配信中。(海外ドラマNAVI)






