イギリスを代表する大人気SFドラマ『ドクター・フー』。現在は今後のシリーズ制作に向け、各制作会社が企画提案を行うプロポーザル(入札)の受付段階にあり、番組はまさに大きな変革期を迎えている。そんな流動的な状況の中、デヴィッド・テナントがテレビシリーズの未来に対する期待を語った。
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デヴィッド・テナントのドクター復帰も視野?『ドクター・フー』獲得にハリウッドが立候補!
英国の主要プロデューサー陣が入札プロセスから相次いで辞退した …
Big Finishの新作オーディオドラマへ帰還
今回デヴィッドが発言を寄せた背景には、イギリスの音声制作会社ビッグ・フィニッシュ・プロダクションズが手掛ける公式オーディオドラマ(音声ドラマ)シリーズへの帰還がある。
ビッグ・フィニッシュは、1999年からBBCのライセンスのもと『ドクター・フー』の音声ドラマを企画・制作している老舗プロダクションだ。歴代のドクターやコンパニオンを演じたオリジナルキャストを起用したフルキャストのオーディオ作品を多数発表しており、テレビの空白期間を埋める公式な物語の拡張として、世界中のファンから絶大な支持を集めている。デヴィッドもこれまで同社の作品で第10代ドクター役に何度も復帰してきた。
「消える兆候はない」ファンへ届けるポジティブなメッセージ

シリーズの先行きを心配するファンに向け、デヴィッドはDoctor Who Magazineで次のように語っている。
「番組が終わってしまうことを示すような兆候は一切ありません。ただ一息ついて、異なる形で戻ってくるというだけであり、それはきっとワクワクすることだと思います」
さらに、テレビシリーズが一時休止したとしても、ファンには作品を楽しむ場所が残されていると強調する。
「少し待つことになるかもしれませんが、幸いにもBig Finishが存在します。『ドクター・フー』のストーリーはまだまだたくさん生まれますよ」
デヴィッドは、1989年にオリジナル版の放送が終了してから2005年に復活を果たすまでの空白期間を引き合いに出し、「情熱の火は少し陰ったかもしれないが、決して消えることはなかった。どこかで常に激しく燃え続けていた」と振り返った。
変化を恐れず新たな方向性へ
製作体制の移行期に対して、デヴィッドは「反対の証拠が見つかるまでは、前向きに捉えるべきだ」と力強くコメント。これが『ドクター・フー』に新たな活力と新しい方向性をもたらすと信じているという。
また、今後に向けて「過去の期待にとらわれすぎることなく、新鮮な思考と新しい発想ができる人物」が番組を引き継ぐことを願っていると明かした。
直近のシリーズでは、シューティ・ガトワ演じるドクターが、かつてローズ役を演じたビリー・パイパーの姿へと再生(リジェネレーション)するという衝撃的な展開が描かれた。再開後にこのストーリーを引き継ぐのか、まったく新しい道を切り開くのかは、いまだ不透明なままだ。
関係者の間で分かれる見解
今回のプロポーザルプロセスや今後の展開については、関係者の間でも意見が分かれている。元ショーランナーのラッセル・T・デイヴィスやスティーヴン・モファットが楽観的な姿勢を示している一方で、数々のエピソードを手掛けたマーク・ゲイティスは「非常に暗い見通しを持っている」と吐露。「おそらく単に休暇を取る時期なのだろう」と控えめな見方を示している。
さまざまな思惑が交錯する中、デヴィッドの言葉通り、この過渡期が新たな時代の幕開けとなるのか注目が集まる。
『ドクター・フー』はDisney+(ディズニープラス)で配信中。(海外ドラマNAVI)






