本日より公開される映画『オークストリートの異変』で、日本語吹替声優を務めた森川智之&とにかく明るい安村にインタビュー! 日常が一変する恐怖や吹き替えのこだわり、お互いの演技の魅力などについて語ってもらった。
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『オークストリートの異変』森川智之、とにかく明るい安村の吹替を絶賛!【イベントレポート】
J.J.エイブラムス製作の最新作映画『オークストリートの異変 …
恐竜が日常を襲う――斬新な設定の印象は?
――住宅街に恐竜が出現し、日常が一変する斬新な設定ですが、初めてストーリーを知った際の率直な感想をお聞かせください。
森川:突如、日常が一変して恐竜が現れるというシチュエーションなので、斬新だなと思いました。これまでもさまざまな恐竜映画がありましたが、恐竜がいる孤島に向かうなど、危険な場所に自ら進んで入っていく設定が多かったですよね。今回は日常に恐竜が現れるのでワクワクしました。シチュエーションが面白いです。
安村:とにかく恐竜が怖いです。身近な場所に現れるので、より命がけの状況だなと感じました。今までの恐竜映画は主人公たちにも原因があるのでは? と思うことがありましたが、今回は運が悪いというか、完全に巻き込まれた形なので。自分にも家族がいるので、もしこうなったらと想像すると恐ろしいですね。本当に怖かったです。

森川智之が演じる”普通のお父さん”グレッグ、とにかく明るい安村が演じる隣人メル
――本作で森川さんはユアン・マクレガー演じる父親グレッグ役を、安村さんはP・J・バーン演じる主人公一家の隣人メル役の日本語吹替声優を務められています。演じられたキャラクターの第一印象を教えてください。
森川:ユアンは長年担当している俳優ですが、ヒーローとして光る剣を持って、見えない力を使って戦っている印象が強いですよね。一方、今回演じるグレッグは、等身大の普通のお父さんなんです。
安村:光る剣の代わりに、木製のバットを持っていましたよね(笑)。
森川:そう、バットで恐竜に立ち向かいます(笑)。ですから、今までにないユアンが見られると思い、吹き替えを楽しみにしていました。完成した映像を見たときも、彼の演技が素晴らしかったです。

安村:僕は吹き替え自体が初めてだったので……。
森川:嘘でしょう!? お上手でしたよ。
安村:どうしていいかわからなくて。いわゆる「吹き替えっぽい声」をわざと出した方がいいのか、自分の声のままの方がいいのかと悩みました。
森川:少し声を作ったり?
安村:声を張って、作りましたね。でも、メルの見た目が、ほぼ僕と一緒だったんですよ。だから、やりやすさはありました。
森川:すでに何度も吹き替えを経験されているのかと思うほどでした。初挑戦にしてはセリフ量が多いですよね。普通、初めての方は一言二言のセリフだけというケースもありますが。
安村:多かったですね。緊張しました。でも、間接的にハリウッドスターのアン・ハサウェイさんやユアン・マクレガーさんと会話ができて、とても楽しかったです!

――安村さんは、近年俳優としてもご活躍されていますが、声だけで表現する吹き替えは違いましたか?
安村:声だけで表現するのは、本当に難しかったです。監督さんからニュアンスを細かく指導されました。OKが出ても……。
森川:「もう一回やりましょう」となりますよね(笑)。
安村:そうなんです! 最後まで演じて、だんだん声が出てくると「声が出てきたので、もう一回頭のシーンから録りましょう」と言われて(笑)。
森川:あるあるですね(笑)。
安村:でも、楽しく演じることができました。
アフレコで苦労した点は?
――アフレコで苦労した点はありましたか?
森川:アクションシーンですね。収録時の映像は完成版ではなく、制作途中の荒い映像だったので、キャラクターの目線がどこを向いているのか、口が開いているのか閉じているのかを瞬時に合わせるのが大変でした。また、本作はただの恐竜映画ではなく、家族の絆や隣人とのやり取りなど、人間ドラマが描かれています。そのあたりは、デリケートに収録したつもりです。
安村:僕は初挑戦ということもあり、「息をどのくらいしていいのか」「人がしゃべっているときに息を吐いていいのか」といった息づかいの表現が難しかったです。
森川:アフレコを始める前に、吹き替え経験のあるお知り合いに相談したりしましたか?
安村:いえ。周りのお笑い芸人にも、本格的な吹き替えを経験したことのある人はなかなかいないので。一切何もわからない状態でした。
森川:いや、でも本当にすごかったですよ。安村さんが演じているのを忘れるくらい、面白い隣人のキャラクターとして見ることができました。僕たち本業の声優からすると、やられたなと思いました(笑)。
安村:嬉しいです!
森川:試写を観終わった後も、周りの皆さんから「メルが良い」という声をたくさん聞いていますよ。安村さんが演じていると知らなかったら気づかなかったかもしれません。
安村:本当ですか!? 気づかなかったと言ってもらえるのは、成功ということですかね?
森川:そうですね、声優冥利に尽きますよね。演じている人の顔が浮かんでしまうよりも、作品に集中できる方が良いですから。
――森川さんはこれまで数多くの作品でユアンの声を担当されていますが、森川さんだからこそ感じる彼の魅力はどのようなところでしょうか?
森川:イギリスで本格的に演劇を学んでこられた方なので、安心して演技を見ていられますし、吹き替えも彼の演技を信じて演じられます。そこが一番の魅力ですね。あとは、笑ったときのチャーミングさが、若いときから今でも変わらないですよね。表情の豊かさや、人としての温かみといったニュアンスが魅力的だと思います。だからこそ、世界中で支持され、評価されているのだなと実感します。

――安村さんは海外でもご活躍されていますが、そうした経験が今回の吹き替えに活きた部分はありましたか?
安村:裸ネタが活きたかというと、そういうわけではないのですが、海外の番組では、スケジュールや設定が少しいい加減なところがあったりするんです。でも、それに合わせてみると、結果的に盛り上がったりするんですよね。僕のネタも、「トニーは小さいときにパンツを友達に盗まれた設定にしよう」と言われたことがありました。そんな経験はもともとないのですが、やってみたらウケたんです。ですから今回も、監督さんに素直に従って臨んだので、その姿勢は活きたのかなと思います(笑)。
お気に入りの恐竜とクスッと笑えるシーン
――本作にはさまざまな恐竜が登場しますが、特に印象深い恐竜はいますか?
森川:肉食系から草食系まで、たくさん出てきますよね。なかでも、大蛇のような恐ろしい恐竜が出てきますが、あれはすごかったです。
安村:あれは恐ろしかったです。もし現れたら、失神すると思います。
森川:のっそりとゆっくり動くのに怖い恐竜もいて。
安村:亀の先祖のような恐竜もいましたね(笑)。今までは足の速い恐竜が怖いというイメージがありましたが、ゆっくり来るものや、空を飛ぶものも怖かったです。でも、ちょっと笑えるシーンもありましたよね。
森川:あのシーンですね!詳しくは劇場でご覧いただくまでお話できませんが、あれは面白かったです(笑)。今までの恐竜映画にはなかった、初めてのシーンではないでしょうか。本作はただ怖いだけでなく、クスッと笑えるコミカルなシーンがたくさんあるのが魅力ですね。
安村:緊迫したシーンでも「えっ、こんなことするの?」という、ちょっと笑えるところがありましたね。
――印象的なキャラクターはいましたか?
森川:予告編でも登場する近所のおばさんですね。「何が起きてるの?」と家から出てきて、一瞬でやられてしまう。そうなるよね、と納得しながら見ていました(笑)。
安村:僕はやはりユアン演じるグレッグが良かったです。ちょっと情けない部分もあって、完璧な父親ではないのですが、そこが魅力的でした。また、家にあるものでどうやって戦うのかというリアリティが面白かったです。
もし本物の恐竜が現れたら、二人はどうする?
――もし本作のように恐竜が日常に現れたら、お二人はどうしますか?
安村:とりあえず、必死に食べられないように逃げますね。恐竜からすれば、住宅街はただのエサ場ですから。恐竜が悪いわけではないですし。
森川:恐竜からすれば日常ですからね。
安村:そうなんですよね。でも僕は逃げます。武器を見つけても、車に乗ってもどうにもなりませんでしたが……。
森川:恐竜たちは車を怖がる様子もなかったですしね。
安村:そうなると、結局は諦めるしかないですかね(笑)。

日本語吹替版ならではの見どころ
――最後に、日本語吹替版ならではの見どころや、楽しみにしているファンへのメッセージをお願いします。
安村:僕の吹き替えです! 初挑戦の吹き替えが聴けるのは日本語吹替版だけですので、ぜひそこを見ていただきたいです。
森川:安村さんの熱演はもちろんですが、吹替版の魅力は、やはり映像に集中できる点です。本作は迫力を楽しむ映画ですので、字幕を追わなくていい分、監督がこだわった細かい映像までしっかり堪能できます。あとは恐竜の描写ですね。昔はゴツゴツした象のような肌だといわれていましたが、最新の研究では「鳥のように羽や毛が生えていたのではないか」といわれています。そうした最新の研究結果が反映された細かい描写も楽しめると思います。
――ちなみに、安村さんは今後また吹き替えの機会があったら、どのような役をやってみたいですか?
安村:やはり二枚目の役ですね。ユアン・マクレガーを演じてみたいです!
森川:あ、やばい、役を取られてしまう(笑)。
安村:僕、ユアンが大好きなので、ぜひ挑戦してみたいです。

『オークストリートの異変』公開情報
映画『オークストリートの異変』は本日8月14日(金)より日米同時公開。(海外ドラマNAVI)
あらすじ
平和な街オークストリートで、平凡な暮らしを送るプラット家。しかしある日を境に、街では不思議な現象が発生。住人が街から出られなくなり、さらに、絶滅したはずの恐竜が街中に出現し住民を襲いはじめる。はたして家族は、襲い掛かる様々な恐竜から逃げ延び、異変から脱出することが出来るのか?
映画タイトル:『オークストリートの異変』
公開表記:8月14日(金)より日米同時公開
コピーライト:© 2025 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
配給:東和ピクチャーズ・東宝
製作:J・J・エイブラムス 『クローバーフィールド』、『スーパー8』
監督:デヴィッド・ロバート・ミッチェル 『イット・フォローズ』
出演:アン・ハサウェイ 『プラダを着た悪魔2』、ユアン・マクレガー 『スター・ウォーズ』シリーズ、ほか
原題:THE END OF OAK STREET





