『ファイヤーフライ 宇宙大戦争』のマルコム・レイノルズ船長役でブレイクし、『キャッスル 〜ミステリー作家は事件がお好き』や『ザ・ルーキー』など、長年にわたり数々のヒット作で主演を務めてきたネイサン・フィリオン。いまやTV界になくてはならない存在となった彼だが、そのキャリアが常に順風満帆だったわけではない。実は活動初期、大ヒットシットコムの主演役を逃すという大きな挫折を経験していた。
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主演オーディションに落選していたネイサン・フィリオン
1998年、ライアン・レイノルズ主演のコメディ『ふたりの男とひとりの女』シーズン2へジョニー役で参加する直前、ネイサンが挑戦していたのが、ヒットメーカーのチャック・ロリーが手がけたコメディシリーズ『ダーマ&グレッグ』の主演オーディションだった。
同作は、正反対の環境で育ったふたりが初デートでスピード結婚したことから始まるラブコメディ。ジェナ・エルフマン演じるヒッピーの両親に育てられた自由人ダーマに対し、ネイサンが狙っていたのは、裕福な家柄出身で名門大学卒のエリート弁護士グレッグ・モンゴメリー役だった。
最終的にグレッグ役を射止めたのは、のちに『クリミナル・マインド FBI行動分析課』のアーロン・ホッチナー役で知られることになるトーマス・ギブソンだった。しかしネイサンは、この落選劇の数年後、思いもよらない形で『ダーマ&グレッグ』との運命的な繋がりを引き寄せることになる。
『キャッスル』で実現した『ダーマ&グレッグ』キャストとの運命の再会
『キャッスル 〜ミステリー作家は事件がお好き』で、ネイサンは主人公のベストセラー推理作家リチャード・キャッスルを好演。ニューヨーク市警の刑事ケイト・ベケット(スタナ・カティック)とともに、自身の小説を模倣した事件をはじめとする様々な難事件を解決していく。
同作では事件解決のプロセスだけでなく、キャッスルのプライベートや家族関係も大きな魅力として描かれた。なかでも強い存在感を放っていたのが、キャッスルの母親であり、元舞台女優のマーサ・ロジャーズだ。このマーサ役を演じたのが、ベテラン女優のスーザン・サリヴァン。そして彼女こそが、かつてネイサンが落選した『ダーマ&グレッグ』で、グレッグの厳格な母親キティ・モンゴメリーを演じていた人物だったのだ。
もしネイサンが『ダーマ&グレッグ』のオーディションに合格しグレッグ役を勝ち取っていたなら、二人は90年代の時点で親子として共演していたことになる。その機会は一度失われたものの、約10年の時を経て『キャッスル』の母子役として見事なコラボレーションを果たしたのだった。2009年から2016年にかけて親子の絆を演じ切った二人にとって、まさに完璧なタイミングでの再会だったと言えるだろう。
『キャッスル 〜ミステリー作家は事件がお好き』シーズン1~8はDisney+(ディズニープラス)で配信中。(海外ドラマNAVI)






