Amazonの人気犯罪捜査ドラマ『BOSCH／ボッシュ』などに出演したジェリー・オコネルは、65歳にして現役警察官になるために訓練を行っているという。
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“人の役に立つこと”ことが生きる意味
ジェリーは、『ボッシュ』シーズン5〜6でアンソニー・セーヴィドン役を演じ、『SEAL Team／シール・チーム』や『キャッスル ～ミステリー作家は事件がお好き』、『クリミナル・マインド 国際捜査班』、『デクスター ～警察官は殺人鬼』、『MAD MEN マッドメン』などにもゲスト出演している俳優だ。
彼は、ノースカロライナ州アッシュビル市警で現役警察官になるために訓練を受けており、米Asheville Watchdogの取材に対し、厳しい肉体トレーニングの詳細を語っている。「身体トレーニングの時は、立体駐車場でランニングをやるんです。上まで走って下まで行って、駐車場を走ります。それからエクササイズをやるんです。エアスクワットを15回やって、また一階分上まで走る。腕立て伏せを50回やって、さらに一階分上まで走ります。最後にバーピーを50回です」
さらに警察官を目指す思いについては、こう述べている。「人生の終わりにホームベースへ滑り込む時に、自分は使い果たされた状態でいたいと常に思っています。汚れて傷だらけで、少し血も滲んでいて、すっかり消耗しきっているような。それでも、まだ自分にできることがあるのは幸運で、ありがたいことだと感じています。だからこそ、“人の役に立つこと”ということが、自分の生きる意味のようなものになっているんです」
現在ジェリーは、基礎法執行訓練（BLET）のほぼ中間地点に差し掛かっているとのこと。2026年1月中旬に州の試験を受け、合格すれば1月30日に卒業し、3月中に宣誓式を行う予定だ。続けてBLET後に、1カ月間の訓練と3段階の実地訓練を受けなければならない。完全な資格を持つAPD警察官になるには、合計で約1年かかるそうだ。
APD広報担当者によると、ジェリーは「間違いなく過去20～30年間で最年長のAPD採用者」であり、おそらく「史上最年長」だという。通常、新人採用者は20代か30代前半だ。まさにジェリーは、40代で新米警官になった主人公を描くドラマ『ザ・ルーキー 40歳の新米ポリス!?』の現実版と言えそうだ。
ジェリーが出演する『BOSCH／ボッシュ』はAmazonプライム・ビデオにて独占配信中。（海外ドラマNAVI）
