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『BOSCH/ボッシュ』ユニバースがさらに拡大!若き日を描く前日譚ドラマが始動

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『バラード 未解決事件捜査班』

Amazonの人気刑事ドラマ『BOSCH/ボッシュ』ユニバースが、さらなる拡大を見せている。プレミアムチャンネル兼ストリーミングサービスのMGM+は、前日譚シリーズ『Bosch: Start of Watch(原題)』のシリーズ化を決定した。米Deadlineが伝えている。

『BOSCH/ボッシュ』
『BOSCH』 の原点を描く! 元記者の原作者、自身の経験をもとにした新作ドラマが始動

Amazonの人気刑事ドラマ『BOSCH/ボッシュ』の原作者 …

キャメロン・モナハンが若きハリー・ボッシュ役に

前日譚で主演を務めるのは、『シェイムレス 俺たちに恥はない』のキャメロン・モナハンと、『Power/パワー』のオマリ・ハードウィック。マイケル・コナリーが生み出した孤高の刑事ハリー・ボッシュの“起源”に迫る物語が展開される。オマリは、ハリーの訓練担当官で警察のベテランであるイーライ・ブリッジズを演じるが、このキャラクターは原作シリーズには登場しない新たな設定だという。原作者マイケル・コネリーの小説にボッシュの前日譚は書かれていないものの、彼の若き日々の断片はシリーズ各作の中に散りばめられており、コナリーはこの前日譚を「未知のキャラクター領域」と表現している。

1991年のロサンゼルスが舞台に

『Bosch: Start of Watch(原題)』の舞台は1991年のロサンゼルス。26歳の新人警官ハリー・ボッシュの初期の日々が描かれる。

シリーズでは、人種間の緊張、ギャングの暴力、そして分断されたロサンゼルス市警という“崖っぷちの都市”の様相が掘り下げられる。日常業務の中で高まる不穏な空気の中、ハリーは大規模な強盗事件に巻き込まれ、警察内部の腐敗の網に引きずり込まれていく。そしてやがて彼は、“誰もが数に入る。でなければ誰も入らない”という、のちの刑事としての揺るぎない信念を形作ることになる。

MGM+代表のマイケル・ライトは、「テレビ史上最も愛されてきた刑事が、どのようにして今の彼になったのかを描く魅力的なオリジンストーリーによって『ボッシュ』ユニバースをさらに拡張できることを、とても嬉しく思います」とコメント。さらに、「キャメロンとオマリが複雑なキャラクターたちを体現し、マイケル・コナリーや優れた製作陣の創造的ビジョンが融合することで、『Bosch: Start of Watch』はシリーズの伝統を受け継ぎながら、新たで刺激的な章を切り開くリアルで骨太なストーリーテリングを届けてくれるでしょう」と、大きな期待を寄せた。

刑事ドラマの「オリジン」ブーム続く

『Bosch: Start of Watch』は、ハリー・ボッシュを中心に描かれるシリーズとしては3作目、フランチャイズとしては第4作目となる。

『BOSCH/ボッシュ』フランチャイズは、その展開プラットフォームも特徴的だ。原点である『Bosch』はPrime Videoで全7シーズンにわたり配信。続編『ボッシュ:受け継がれるもの』はAmazon Freeveeでスタートし、その後Prime Videoへ移行して3シーズンが制作された。そして、この前日譚となる『Bosch: Start of Watch』は、MGM+での配信が予定されている。

製作総指揮のヘンリク・バスティンは、ロサンゼルスで本作を撮影できることを「今の時代ではまれな特権」と表現し、「この業界が誇る最高のクリエイティブ人材を活かし、ファンが長年待ち望んでいたハリー・ボッシュの物語を描くことができる」と語った。

『BOSCH』が前日譚シリーズの方向へ進むことは、『NCIS:オリジンズ』や、『Dexter: Original Sin(原題)』といった、人気犯罪ドラマの「オリジン・ストーリー」を描くブームに続く形となっている。

『BOSCH/ボッシュ』シリーズ(『ボッシュ:受け継がれるもの』『バラード 未解決事件捜査班』)はPrime Videoで配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:Deadline

Photo:『バラード 未解決事件捜査班』© Amazon Content Services LLC

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海外ドラマNAVI編集部

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