マイケル・シーン、『グッド・オーメンズ』デヴィッド・テナントと当初はライバルだった！

Amazonの人気ファンタジードラマ『グッド・オーメンズ』のマイケル・シーンは、同作などで共演したデヴィッド・テナントと親友だが、二人は最初から仲が良かったわけではないという。米Deadlineなど複数のメディアが伝えた。

二人の出会いとケミストリーの秘密

今でこそ親友として知られる二人だが、同世代（マイケル56歳、デヴィッド54歳）なこともあってキャリア初期はしばしば同じ役を争うライバル同士だった。実際、18世紀に実在したプレイボーイのカサノヴァを主役にした2005年のドラマ『Casanova（原題）』では、若き日のカサノヴァ役をマイケルではなくデヴィッドが射止めた。「お互いのことは一応知っていたけれど、親しくはなかった。多分、しょっちゅう同じ役を争っていたからだろうね」とマイケルは振り返っている。

実は2003年の映画『Bright Young Things（原題）』にそろって出演したことのある二人だが、その時は同じシーンを撮ったことはなかった。しかし、2019年に始まった『グッド・オーメンズ』や翌年スタートの『ステージド』で主役コンビを務め、今では名コンビとして知られるように。英国アカデミー賞授賞式でもコラボしたデヴィッドとの関係の良さについて、マイケルは次のように分析する。

英国アカデミー賞の司会を務めた #デヴィッド・テナント、授賞式に #マイケル・シーン の愛犬を連れて登場！🐶pic.twitter.com/sDyGzML6Fm

— 海外ドラマNAVI (@dramanavi) February 19, 2024

「みんなが僕たちのケミストリーについて語ってくれるのは、本当に幸運なことだよ。僕たちは、良いシーンを作るためにどうすべきか、という点において同じ考えを持っている。そして『グッド・オーメンズ』がファンにとってどれほど大きな意味を持つのかを目にする度、今でも感動するんだ」

二人は『グッド・オーメンズ』で天使のアジラフェルと悪魔のクロウリーという主役コンビを演じているが、残念ながらこの人気シリーズの行く末は不透明だ。原作者でありクリエイターを務めてきたニール・ゲイマンが、性的暴行疑惑が浮上した後に番組を降板。シリーズはシーズン3に当たる90分間の一話構成をもって終了する見通しだが、すでに撮影が終了しているこの最終話がお披露目となるかはいまだに分かっていない。

フィナーレがリリースされるかどうかについて、マイケルは「僕が決められることではないけれど、エピソード自体はすでに完成しているよ。みんなに楽しんでもらえる日が来ることを願っている」と答えている。

『グッド・オーメンズ』シーズン1〜2はAmazon Prime Video（アマゾンプライム）で配信中。（海外ドラマNAVI）

参考元：米Deadline、英Radio Times