大人気シリーズ『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』のエイミー役で知られるメイエム・ビアリクが、ディズニーで企画されていた90年代シットコム『ブロッサム』のリブート企画が中止になったことを明らかにした。
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『ビッグバン★セオリー』エイミーは帰ってくる?スピンオフでの復帰に意欲
2007年から2019年まで放送された大人気シットコム『ビッ …
今のタイミングで製作したかったが…
『ブロッサム』で主人公ブロッサムを演じたメイエムは自身のSubstackに投稿したブログで「努力が足りなかったわけではない」と強調。業界全体の合併や経営陣の交代により、新体制がプロジェクトを前進させる価値を見出さなかったのが理由だと説明した。
彼女によると、このリバイバルの構想は2019年に『ビッグバン★セオリー』が終了した後に浮上。オリジナル版のクリエイター、ドン・レオと再会し「30年後のブロッサムはどうなっているのか?」と話し合ったのがきっかけだったという。レオはわずか一晩で脚本を完成させ、メイエムは「美しい脚本」と絶賛していた。
しかし、メイエムはゲーム番組『Jeopardy!(原題)』の司会やFoxドラマ『Call Me Kat(原題)』など多忙を極め、企画は一時棚上げに。その後ディズニーの新たな経営陣に再提案し、当初は好感触を得たものの、最終的に「制作できない」と告げられたという。さらにメイエムとレオが版権の譲渡を求めたが、将来的に自社でのリブートを検討する可能性があるとしてディズニーは拒否した。
「私たちがやりたかったのは、ドンの脚本による今のタイミングでのリブートでした。90年代のノスタルジーを愛する人々に、この美しい物語を届けられないのはとても残念です」とメイエムは語る。さらに「この企画は私にとって何よりもやりたい役でした。ディズニーは今回間違いを犯したと思います。私たちは、この件のあらゆる側面に対して無力でした」と明かし、業界の変化や不透明さに対する失望感も吐露した。
『ブロッサム』は1991年から1995年まで米NBCで放送された青春シットコム。シングルファザーと二人の兄に囲まれて成長する少女ブロッサムの姿を描き、当時のテレビ界では珍しく、少女を主役に据えた先駆的作品として知られている。
『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』全12シーズンは、U-NEXTとHuluにて配信中。(海外ドラマNAVI)