Amazon MGM Studiosが進める新作『007』映画の脚本家に、『ピーキー・ブラインダーズ』のクリエイター、スティーヴン・ナイトが正式に決定したことが明らかになった。
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名実ともにイギリスを代表する実力派
本作では、すでに『DUNE/デューン』シリーズで知られるドゥニ・ヴィルヌーヴが監督に決定しており、脚本家の人選は数週間にわたり注目されていた。関係者によれば、脚本家の最終決定にはヴィルヌーヴとの直接面談が必要とされていたが、先週その会談が実現し、ナイトの起用が正式に確定したという。
本作は、AmazonがMGMを買収し『007』シリーズのクリエイティブ管理権を取得した後、初めて本格始動する新作として注目を集めている。プロデューサーには『スパイダーマン』シリーズのエイミー・パスカルと、『ハリー・ポッター』シリーズのデヴィッド・ヘイマンが名を連ね、製作陣も万全の体制だ。
ナイトは、『ピーキー・ブラインダーズ』のほかにも、エミー賞ノミネート作品『TABOO』やApple TV+の『See ~暗闇の世界~』、BBC制作の『SAS Rogue Heroes(原題)』、ディズニープラスの『A Thousand Blows(原題)』、Netflixの話題作『すべての見えない光』など、数々の国際的作品を手がけてきた実力派クリエイター。脚本家としては、アカデミー賞ノミネート作『イースタン・プロミス』や『スペンサー ダイアナの決意』なども執筆している。
また、『007』シリーズの今後について、主演俳優(ジェームズ・ボンド役)に関する発表はまだ先になる模様。現在ヴィルヌーヴ監督は『デューン』第三弾の撮影に専念しており、脚本の完成と並行してキャスティングが本格化する見通しだ。
ナイトは現在、『ピーキー・ブラインダーズ』の映画版や、Netflix向けの歴史ドラマ『House of Guinness(原題)』など、複数のプロジェクトも進行中。名実ともにイギリスを代表する脚本家による新たな『007』が、どのような形で再出発を遂げるのか、今後の動向から目が離せない。
『ピーキー・ブラインダーズ』全6シーズンはNetflixにて独占配信中。(海外ドラマNAVI)