米HBOの大ヒットシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』が終了して以来、その「空白」を埋める作品を求める声は絶えない。そんな中、2025年に英BBCで放送予定の新作歴史ドラマ『King and Conqueror(原題)』が、まさに「後継」と呼ぶにふさわしい大作として注目を集めている。
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『ゲーム・オブ・スローンズ』ニコライ・コスター=ワルドー、新作ドラマも王国が舞台に
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『ゲースロ』キャストも出演
本作は11世紀イングランドを舞台に、ウェセックス王国のハロルド2世とノルマンディー公ウィリアムの激突を描く歴史劇だ。実際の王位継承戦争を下敷きに、王家の血統争いやダイナスティックなドラマ、壮大な中世の戦闘シーンを大規模予算で再現する。
『ゲーム・オブ・スローンズ』が「魔法やドラゴン」だけでなく実在の歴史をヒントにした骨太な権力闘争で人気を博したように、『King and Conqueror』もリアル志向の重厚な人間ドラマを狙う。魔法や氷のゾンビこそ登場しないが、初期シーズンを思わせる張り詰めた駆け引きが期待される。
さらに注目すべきはキャスト陣だ。『ゲーム・オブ・スローンズ』のジェイミー・ラニスター役で知られるニコライ・コスター=ワルドーがウィリアム征服王を演じるほか、スピンオフ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』にも出演するジェームズ・ノートンがハロルド2世役を務める。
他には、クレマンス・ポエジー(『ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン』)、エミリー・ビーチャム(『バッドランド ~最強の戦士~』)、イングヴァール・シーグルソン(『キリング・イヴ/Killing Eve』)、エディ・マーサン(『レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー』)、ジュリエット・スティーヴンソン(『WOLF -殺人鬼の狂宴-』)、ジャン=マルク・バール(『ポッド・ジェネレーション』)、ジェフ・ベル(『モブランド』)、エリオット・コーワン(『クリプトン』)、ボー・ブラガソン(『反逆のネル』)、ビャールネ・ヘンリックセン(『コペンハーゲン/首相の決断』)、オリヴァー・マスッチ(『DARK ダーク』)、クレア・ホルマン(『オックスフォードミステリー ルイス警部』)らが出演する。
本作はBBCとCBS Studiosが共同制作。撮影はアイスランドなどで行われ、イギリスでは2025年放送予定。その後、Paramountが世界配信を担当する予定だ。『ゲーム・オブ・スローンズ』ファンなら見逃せない「次なる覇権ドラマ」候補として、今から大きな期待が寄せられており、日本上陸にも期待だ。
『ゲーム・オブ・スローンズ』と『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』は、U-NEXTにて配信中。(海外ドラマNAVI)