
伝説的クライムドラマ『ブレイキング・バッド』が恋しい人にぴったりの新シリーズが登場した。
Apple TV+で配信中の新作シリーズ『フレンズ&ネイバーズ』が、「現代版ウォルター・ホワイト」とも言える主人公の堕落の物語で話題を集めている。
主演は『MAD MEN マッドメン』で知られるジョン・ハム。Rotten Tomatoesでは83%という高評価の高評価を得ている。
あの名作を彷彿とさせるダークな転落劇
物語の主人公は、裕福な近隣住民から次々と高級品を盗む元金融マンのアンドリュー・クーパー。彼の動機は「家族を守るため」と言いながらも、実際には「豊かに見せたい」という欲望が根底にある。
病を理由に犯罪に手を染めた『ブレイキング・バッド』のウォルター・ホワイトとは異なり、クーパーの道徳的崩壊には、現代社会が抱える「成功のプレッシャー」や「見栄消費」といった資本主義的要素が強く反映されている。
シーズン2もすでに決定済み
第1話の冒頭、クーパーは死体のそばで目を覚まし、床の血を拭くという衝撃的なシーンから始まる。その後のストーリーでは、「なぜ彼がそんな状況に陥ったのか」が少しずつ明かされていく。
この先、彼の「良心」はどう変化していくのか。すでにシーズン2の制作も決定しており、今後ますます“堕ちていく男”の物語が展開されることが予想される。
『フレンズ&ネイバーズ』は、『ブレイキング・バッド』のようなドラマが好きな人に特におすすめだ。ただし、この作品は単なる模倣ではない。主人公の転落が「病気や貧困」ではなく、「社会の期待」や「見栄」がきっかけで起こる点が新しい。資本主義社会への鋭い風刺とリアリティを融合させた、現代ならではのクライムスリラーだ。
『フレンズ&ネイバーズ』は、Apple TV+にて独占配信中。(海外ドラマNAVI)
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Photo:画像提供Apple TV+