実話をもとにしたイタリアの人気ドラマ『DOC(ドック)あすへのカルテ』のアメリカ版リメイク『DOC-わたしを思い出す日まで-』が、米FOXにて好調な滑り出しを見せている。
米FOX新作として5年ぶりの好スタート
2020年にイタリアの放送局Rai 1で放送開始されたオリジナル版は、脳の損傷によって12年分の記憶を失った医師が、周りの助けを借りながら仕事や生活を再生させようとする姿を描く。このストーリーは、交通事故に遭って過去12年間の記憶を失ったイタリア人医師、ピエルダンテ・ピッチョーニ氏の実話がもとになっている。
アメリカ版リメイク『DOC-わたしを思い出す日まで-』の主人公は、ミネソタ州ミネアポリスにあるウェストサイド病院の内科部長として勤務するエイミー。仕事に厳しく敵が多かったエイミーは、事故で脳に損傷を受け、過去8年間の記憶を失ってしまう。離婚や息子の死、部下との交際も思い出せない中、後遺症を心配されるエイミーの代わりに臨時部長としてリチャードが昇進。それでもエイミーの医療への熱意は変わらず、駆け出しの医師のような立場で再出発を目指す。
米Deadlineによると、米FOXにて1月7日(火)より放送されたリメイク版の第1話は、最初の11日間でクロスプラットフォーム視聴者数が1560万人に達し、ライブ+当日視聴者数の220万人から609%増という驚異的な伸びを記録した。『DOC』はFOXにとって、2020年1月にスタートした『9-1-1:LONE STAR』以来、最も視聴された新作ドラマの初回放送となった。
ちなみに米HuluとFox.comでは、1月7日のデビュー以降の7日間で110万人の視聴者を集めており、これは昨年配信されたゲーム番組『The Floor(原題)』以来、同ネットワークの初回配信で最高の数字。『DOC』は第2話も好調で、ライブ+当日視聴者数は270万人と、初回放送の同日視聴者数からさらに13%も増加しており、今後の数字にも期待が持てそうだ。
リメイク版で主人公を演じるのは、『ハウス・オブ・カード 野望の階段』などで知られるモリー・パーカー。『アフェア 情事の行方』のオマー・メトワリー、『殺人を無罪にする方法』のアミラ・ヴァン、『ナイトシフト 真夜中の救命医』のスコット・ウルフ、『Queen of the South ~女王への階段~』のジョン・エッカー、『ブラックリスト』のアーニャ・バナジー、『レジデント 型破りな天才研修医』のパトリック・ウォーカーなどが出演する。
全10話となる『DOC-わたしを思い出す日まで-』は、日本では2月20日(木)よりWOWOWプライム・WOWOWオンデマンドにてリリース開始。(海外ドラマNAVI)
参考元:米Deadline
Photo:『DOC-わたしを思い出す日まで-』© Sony Pictures Entertainment. All Rights Reserved.