映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』ティモシー・シャラメがボブ・ディランを熱演!伝説の若き日を描く注目作【レビュー】

『DUNE/デューン 砂の惑星』や『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』で知られるティモシー・シャラメが主演を務め、ボブ・ディランを熱演した最新作『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』が、2月28日(金)より全国公開。本作は、第97回アカデミー賞で主演男優賞、作品賞を含む5部門にノミネートされている注目の一作。公開に先駆け、その魅力をたっぷり紹介!

映画『名もなき者/ACOMPLETE UNKNOWN』あらすじ&概要


『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』は、ボブ・ディランの若き日々を描いた伝記映画。

1960年代初頭、ニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジにやってきた若きディラン(ティモシー・シャラメ)は、まだ無名のフォーク・シンガーだった。しかし、彼の独特な歌詞とカリスマ性はすぐに注目を集め、ジョーン・バエズ(モニカ・バルバロ)など当時のフォーク界の重要人物たちと出会いながら、時代のアイコンへと成長していく。

本作は、ディランがフォーク界のスターからロックへと転身し、音楽シーンを揺るがすまでの激動の瞬間を捉えた作品だ。監督は『フォードvsフェラーリ』のジェームズ・マンゴールドが務め、リアルな映像美と音楽で60年代の空気感を再現している。

映画『名もなき者/ACOMPLETE UNKNOWN』の魅力

ティモシー・シャラメがボブ・ディランを熱演!

本作の最大の見どころは、やはりティモシー・シャラメの演技! 彼が演じるディランは、どこかミステリアスで、でもどこか無邪気。天才と呼ばれる前の葛藤や、周囲の期待に応えようともがく姿がリアルに描かれている。さらに、劇中ではティモシー自身が歌唱シーンに挑戦。彼の歌声をスクリーンで堪能できるのも、本作の大きな魅力のひとつ。日本時間3月3日に開催されるアカデミー賞授賞式では、果たして念願のオスカー初受賞なるか。いちファンとして発表を楽しみに待ちたい。

ボブ・ディランを知らない世代でもOK!

「ボブ・ディランの曲って聞いたことない…」という人も心配なし。本作は、60年代当時の空気感をリアルに映し出しながら、夢を追い、自分らしく生きようとする若者の物語が描かれていて、伝記映画としてだけでなく、音楽映画としても青春映画としても楽しめる作品。ディランを知らない人でも観賞後は彼の音楽を聴きたくなること間違いなし。

エル・ファニングら豪華キャストが集結!

ティモシーと共演するのは、ディランのガールフレンド、シルヴィ役エル・ファニング(『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』)、フォーク歌手ジョーン・バエズ役モニカ・バルバロ(『トップガン マーヴェリック』)、ピート・シーガー役エドワード・ノートン(『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』)、ジョニー・キャッシュ役ボイド・ホルブルック(『サンドマン』)、ディランのマネージャー、アルバート・グロスマン役ダン・フォグラー(『ファンタスティック・ビースト』シリーズ)など実力派揃い。彼らが織りなす恋愛や友情、音楽業界の裏側まで、さまざまな人間ドラマにも注目だ。

『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』は、2月28日(金)より全国公開。

Sherry

Photo:『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』©2025 Searchlight Pictures. All Rights Reserved.