ブラジル出身のレジェンドF1ドライバー、アイルトン・セナの生涯を綴った『セナ』(全6話)はNetflixにて11月29日(金)より独占配信。Netflixは、同シリーズのために実走可能なF1レーシングカーのレプリカを作ったという。Jalopnikが報じた。
本物さながらのレプリカ
『セナ』は、3度のワールドチャンピオンに輝いた史上最高のF1ドライバー、そして日本では“音速の貴公子”の愛称でも親しまれたアイルトン・セナの人生を初めてドラマ化した骨太かつ感動の人間ドラマ。セナの輝かしいキャリアを振り返るのみならず、彼の人柄や家族・友人・恋人との関係も掘り下げ、周囲から愛されたセナの真の姿に迫っていく。
Netflixは、アルゼンチンのスポーツカーメーカー、クレスピと協力して、セナのキャリアを彩った偉大なレーシングカーを再現。計22台のレプリカのレースカーは、オリジナルのマシンのスキャンと図面から作り、リアリティーを追求。製作陣は、レースシーンの撮影に必要な最高速度を事前に計算し、レプリカのマシンがそのスピードを実現できるように、ただ本物に見えるだけでない、しっかりと走行できる車を作り上げた。
さらに、シャシー(骨組み)の一部は異なるボディパーツと交換可能な設計にしたことで、撮影がスムーズに進むような工夫もされたという。
同シリーズでは、セナのキャリア初期のフォーミュラ・フォード時代から、F1デビューを果たしたトーレマン時代、名門ロータス時代から絶頂期マクラーレン時代まで、彼がキャリアでドライブしたほとんどのF1マシンが登場する。さらに、セナのマシンに加えて、当時のフェラーリ、ウィリアムズ、ベネトンのマシンも見ることができる。
また、出演するキャストたちはレーシングスクールとカート競技に参加し、実在のドライバーを演じる準備をしたようだ。主人公セナ役のガブリエウ・レオーニは、2023年の映画『フェラーリ』でもF1レーサー役を演じており、おそらくその撮影でもドライビング経験を積んでいるかもしれない。
ほかには、セナの最大のライバルとして知られたフランス人レーサー、アラン・プロスト役マット・メッラ(『ギリシャ・サラダ』)、フランク・ウィリアムズ役をスティーヴン・マッキントッシュ(『ロケットマン』)、ニキ・ラウダ役ヨハンズ・ハインリクス(『U・ボート』)、マーティン・ブランドル役チャーリー・ハンブレット(『キリング・イヴ/Killing Eve』)らが出演。
セナのキャリアやプライベートな物語だけでなく、精巧なレプリカのレーシングカーや走行シーンにも注目したい。Netflixオリジナルシリーズ『セナ』は、11月29日(金)より独占配信。(海外ドラマNAVI)
>> Netflixで独占配信しているおすすめの韓国ドラマはこちら
Photo:Netflixシリーズ『セナ』11月29日(金)より世界独占配信