Netflixの大ヒットラブコメドラマ『エミリー、パリへ行く』シーズン5の撮影時期が判明。さらにガブリエル役リュカ・ブラヴォーのカムバックも正式に発表されたとVarietyが伝えている。
2025年5月撮影開始
リリー・コリンズ主演のラブコメドラマ『エミリー、パリへ行く』シーズン5の撮影が来年5月開始を予定していることが明らかに。シーズン4で舞台になったローマでの撮影も一部あるものの、基本的にはパリを舞台にした作品に変わりはなく、メインキャストも揃って戻ってくるという。
シーズン2に登場したサントロペやシーズン4に登場したメジェーヴのようにパリ以外の洗練されたフランスの都市でのロケも検討していると言われているが、Netflixはこの件についてコメントを拒否している。
10月末にシーズン5への出演をためらっていることをIndieWireに明かしていたガブリエル役リュカ・ブラヴォー。「シーズン1での“セクシーなシェフ”は僕の一部のような存在だったけど、彼の選択や方向性の違いによって、シーズンが進むにつれてそうではなくなっていった。今、これほどまでに離れたことはなかった」というコメントをしており、作品に欠かせない存在であるはずの彼が不在になる可能性が浮上していたが、シーズン5へのカムバックが決定。ミシュランの星獲得を目指すガブリエルのストーリーも引き続き描かれることになるようだ。
『エミリー、パリへ行く』で世界的ブレイクを果たしたリュカ。この3年間で『ミセス・ハリス、パリへ行く』『チケット・トゥ・パラダイス』などの大作に出演。メラニー・ロランが監督を務めた最新作『自由を愛した男』では初の映画初主演を務めた。
製作現場に近い情報筋がVarietyに話したところによると、リュカは自身が演じるシェフ・ガブリエルのキャラクターを『一流シェフのファミリーレストラン』でジェレミー・アレン・ホワイトが演じたシェフのようにもっと泥臭いものにしたかったそう。シーズン4で髪を伸ばしていたのも、そうした思いが理由のひとつになっているという。
こうした思いを含め、懸念を伝えようと試みたが現場での発言の自由は制限されているといった趣旨の発言をしていたリュカだが、Varietyの情報筋はリュカがこうしたアイデアなどをクリエイターのダレン・スターに伝えたことはなく、もし伝えていたらスターは話し合う準備があっただろうと指摘。こうしたすれ違いが明るみになった今、いかにコミュニケーションをとってキャラクターを作り上げていくかが、円満な現場作りのカギを握ることになりそうだ。
ようやく結ばれたエミリーとガブリエルがすれ違い、ガブリエルがエミリーと一緒にいたいと気がついたときには、エミリーはイタリア出身のマルセロと恋に落ちていた…というストーリーが描かれたシーズン4。シーズン5ではエミリーがローマとパリを行き来する新たな人生を模索する様子が描かれるとか。
フランスのマクロン大統領が「シリーズがフランスに留まるよう全力で戦う」と語るなど、社会現象を巻き起こしている本作。マクロン大統領は「『エミリー、パリへ行く』なのに『エミリー、パリへ行く in ローマ』なんでおかしいでしょう」とも話しており、エミリーをパリに留まらせるためにどんな手でも使いそう。エミリーの人生の向かう先が描かれるシーズン5への注目度はますます高まっているといえそうだ。
Netflixシリーズ『エミリー、パリへ行く』シーズン1~4は独占配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:Netflixシリーズ『エミリー、パリへ行く』シーズン1~4は独占配信中。