『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』新進気鋭の若手俳優コンビに注目!

ハリウッドの巨匠リドリー・スコットの代表作で、第73回アカデミー賞作品賞を受賞した伝説的名作『グラディエーター』の“その後”を描く、映画『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』がいよいよ11月15日(金)に全国公開を迎える!

新登場!帝国を狂わす、極悪非道な双子の皇帝たちを演じる新鋭若手俳優コンビ、ジョセフ・クイン、フレッド・ヘッキンジャーに注目!

『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』双子皇帝に注目

人類の歴史上 最大級の栄華を誇った大帝国・古代ローマを舞台に、苛烈を極める皇帝の後継者争いの陰謀に巻き込まれ奴隷へと落とされた元大将軍が復讐を誓い、剣闘士(グラディエーター)としてコロセウムで極限の闘いに挑む― 他に類を見ないほど徹底された映像美と、ラッセル・クロウ、ホアキン・フェニックス、リチャード・ハリスら名優たちによる演技合戦、そしてすべてを飲み込むほどの大スケールで描かれる情熱的なバトルシーン。

一瞬たりとも目の離せない完成度に、第73回アカデミー賞では作品賞・主演男優賞(ラッセル・クロウ)を含む5部門受賞(12部門ノミネート)を果たした、名匠リドリー・スコット監督のフィルモグラフィを代表する伝説の名作『グラディエーター』の“その後”が、最新技術によってさらにグレードアップした圧倒的な迫力とたぎる情熱をたずさえ、劇場にやってくる!

今作の監督も、もちろんリドリー・スコット。1作目『グラディエーター』(2000)を含めて過去3度のアカデミー賞ノミネートを誇る映画史にその名を刻む“生けるレジェンド”の1人だ。アカデミー賞作品賞受賞作の続編が、同じ監督によって作られるのは、フランシス・フォード・コッポラ監督による『ゴッドファーザー』の続編、『ゴッドファーザー PART II』以来。本作がアカデミー賞作品賞を受賞すれば約50年・半世紀ぶりのシリーズ2作連続受賞となり、この超絶的快挙への期待が早くも集中している。


前作から十数年の時を経たローマ帝国を舞台に、ますます混迷を極める権力闘争と、いっそう激しさを増していく剣闘士≪グラディエーター≫の闘いが交錯していく最新作。公開されている予告編の中でもひときわ異彩を放っている存在が、大勢の民が飢えに苦しむ状況を意に介さずコロセウムでの死闘を楽しみ、支配欲を隠そうともしない、いずれも強烈なルックが目に焼き付く双子皇帝。

弟のゲタ帝をジョセフ・クイン、兄のカラカラ帝をフレッド・ヘッキンジャーとそれぞれ新鋭の若手俳優が演じているが、主演のポール・メスカルやオスカー俳優デンゼル・ワシントンらに負けず劣らず渡り合う2人の怪演&快演に大きな注目が寄せられている。

お笑いコンビのように協力した

弟のゲタ帝を演じるクインは、Netflixの大人気シリーズ『ストレンジャー・シングス』シーズン4で登場したヘルファイアクラブの主将エディ・マンソンの好演が話題を呼ぶなど、テレビドラマを主戦場にしてきた注目株。映画シーンでは『クワイエット・プレイス:DAY 1』(2024)のエリック役も記憶に新しく、今後もMCU版『ファンタスティック・フォー』(2025・全米公開)でヒューマン・トーチ/ジョニー・ストーム役に抜擢され『アベンジャーズ』シリーズでの活躍も期待されており、幅広い役柄を自在に演じてみせる、将来を渇望されている若手俳優の1人だ。

そして、兄のカラカラ帝を演じるヘッキンジャーも、Netflix『この茫漠たる荒野で』(2020)でトム・ハンクスと共演を果たし、『ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ』(2021)ではゲイリー・オールドマン、ジュリアン・ムーアと共に奇妙な家族の一員としてキーキャラクターを演じ、全米大ヒットシリーズ『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル』ではシドニー・スウィーニーの弟役を演じるなど、話題作で次々に鮮烈な印象を残す実力派。彼もマーベル最新作『クレイヴン・ザ・ハンター』(2024年12月公開)でカメレオン役に抜擢され、揃ってシリーズに欠かせない存在となっていくことが約束されている。

ヘッキンジャーは来る11月4日(月・祝)と5日(火)、主演のポール・メスカル、デンゼル・ワシントン、コニー・ニールセンと共にジャパンプレミアのため来日予定! 目覚ましい活躍を見せる若手俳優コンビが演じる双子皇帝は、狂気に満ち溢れ、古代ローマの悪政の象徴のような凄まじい表情のカットばかりだが、ヘッキンジャーは「彼(カラカラ帝)は誰の目から見ても壊れてしまっている。だからこそ、その狂気の度合いをどう表現するかが課題でした。ジョー(ジョセフ・クイン)と僕はまるでお笑いコンビのように協力する一方、独立性も同時に表現するよう取り組みました。」とクインとの関係性を語る。

史実にも登場し、残忍さが有名なカラカラ帝だが、本作での人間性と役作りについて「他の多くの登場人物たちは権力の扱い方をよく理解しているが、カラカラ帝は両極端にある自由奔放さと野性的な部分で揺れ動きます。彼は恐ろしいほど明晰な瞬間もあれば、狂気的な部分もあるんです。彼にとってそれは表裏一体だから、その切り替わりのテンポ感、スピード感を作り出すことを考えて演じていました」と振り返っている。

ビジュアルだけでもその狂気が伝わってくるほどの、傍若無人な大暴れっぷりを引っ提げて、ジャパンプレミアではどんな姿を見せてくれるのか!? スクリーンで見せる強烈な快演とのギャップにも注目だ。

■あらすじ

ローマ帝国が栄華を誇った時代――。平穏な暮らしを送っていたルシアスは、将軍アカシウス率いるローマ帝国軍の侵攻により愛する妻を殺され、捕虜として拘束されてしまう。すべてを失いアカシウスへの復讐を胸に誓ったルシアスは、謎の奴隷商人・マクリヌスに買われローマへと赴くことに。そこで剣闘士《グラディエーター》となった彼は、復讐心を胸に、力のみが物を言うコロセウム《円形闘技場》で待ち受ける戦いへと踏み出していく――。

(海外ドラマNAVI)

Photo:©2024 PARAMOUNT PICTURES.