2023年に惜しまれつつも幕を下ろした『ブラックリスト』。シーズン10で打ち切りになった理由について主演ジェームズ・スペイダーが理由を明かしたと米NBCが伝えている。
もしこれ以上続いていたら…
2013年の放送開始以来、大ヒットを記録してきた大型犯罪アクションドラマ『ブラックリスト』。2023年にシーズン10にあたるファイナルシーズンが解禁されるとショーランナーであり製作総指揮も務めるジョン・アイゼンドレイスは「10年間、200話以上にわたって100以上のブラックリスト入りの事件を描くエピソードが制作されてきた。結末に辿り着くことができて光栄に思う」と声明を発表。
「レイモンド・“レッド”・レディントンとFBIタスクフォースメンバーに立ちはだかる風変わりで邪悪で魅力的なブラックリスターを作ることは信じられないほど楽しかった」と話していたが、なぜ打ち切りを決定したのだろうか?
レッドを演じてきたジェームズ・スペイダーは「もしこの後も作品が続いたら、それはまったく別物になってしまっていたと思う」とコメント。「それにこの番組のよかったところは、はっきりとしたパラダイムがなかったという点だと思う」「エピソード毎にトーンが異なることもたくさんあったし、作品そのものが変わった方向に進んだこともあったけど、もしこれ以上続けたら僕にとってはよくわからないものになってしまっていたと思う」と自身の見解を明かしていた。
類を見ないスタイルを確立し、世界中のファンに愛される作品になった『ブラックリスト』。人気絶頂の最中に幕を下ろすという難しい決断のおかげで、いつまでも視聴者を魅了する作品として残りそうだ。
『ブラックリスト』全10シーズンは、Netflixにて配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ブラックリスト』© 2013, 2014 Sony Pictures Television, Inc. and Open 4 Business Productions LLC. All Rights Reserved.