アンドリュー・スコットが英批評家協会演劇賞で主演男優賞を受賞!舞台版『ストレンジャー・シングス』も

大人気ドラマ『SHERLOCK/シャーロック』で、悪役ジェームズ・モリアーティを演じて鮮烈な印象を残したアンドリュー・スコットが、アントン・チェーホフによる戯曲『ワーニャ叔父さん』の演技が認められ、第33回英批評家協会演劇賞の主演男優賞を受賞したことが明らかとなった。

アイルランド人初の栄誉

Deadlineによると、この受賞によりアイルランド出身のアンドリューは、イギリスの批評家協会の2つの団体から最高の栄誉を与えられた初の俳優になった。『ワーニャ叔父さん』で一人8役を見事に演じ分けたアンドリューは、2023年にアンドリュー・ヘイ監督の映画『異人たち』(日本では今年4月19日公開)の演技が評価され、英批評家協会傘下の映画批評家協会賞で同じく主演男優賞を受賞している。

授賞式でアンドリューに賞を授与した英Financial Timesのサラ・ヘミングは、彼の演技について、「信じられないほど感動的で、この偉大かつ人道的な戯曲の核であり、ライブシアターの核心となっている共感性をさらに高めてくれました」と称賛した。

その他には、『ドクター・フー』の10代目ドクターとして知られ、『グッド・オーメンズ』などに主演したデヴィッド・テナントが、舞台『マクベス』でシェイクスピアリアン・パフォーマンス賞を受賞。『窓際のスパイ』や『ホイール・オブ・タイム』などのソフィー・オコネドーが、舞台『Medea』で同賞の主演女優賞に輝いた。

海外ドラマファンにお馴じみの作品として、人気ドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』の舞台版『Stranger Things: The First Shadow』が、最優秀デザイナー賞を獲得した。

『SHERLOCK』の放送終了後もアンドリューの目ざましい活躍は続き、オスカーで作品賞候補になった『1917 命をかけた伝令』では重要な役を演じ、高い評価を得たドラマ『Fleabag フリーバッグ』や『ダーク・マテリアルズ/黄金の羅針盤』などにも出演。第81回ゴールデングローブ賞では、『異人たち』で映画ドラマ部門主演男優賞にノミネートされた。『太陽がいっぱい』のドラマ版となり、主役を張る『リプリー』がNetflixにて4月4日に(木)配信開始予定だ。

『SHERLOCK/シャーロック』は、Amazonプライムビデオにて配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:©James Warren/Famous