『ウォーキング・デッド』スピンオフにリック役アンドリュー・リンカーンが戻ってきた理由とは?

U-NEXTにて2月26日(月)より日米同時配信となる『ウォーキング・デッド:ザ・ワンズ・フー・リブ』『ウォーキング・デッド』のこの新たなスピンオフでは、本家のシーズン9途中でレギュラーから降板したアンドリュー・リンカーン演じるリック・グライムズがこの世界に再び戻ってくるが、その理由について本人が明かしている。米Entertainment Weeklyが伝えた。

夕日に向かって去らなかったので…

『ウォーキング・デッド』からこれまで数多くのスピンオフが作られてきたが、アンドリュー演じるリックとダナイ・グリラ演じるミショーンを主人公にした『~ザ・ワンズ・フー・リブ』が特に高い注目を集める理由は、シーズン1からメインキャラクターだったリックがついに戻ってくることにある。

本家のシーズン9で重傷を負ったリックがヘリコプターでどこかへ連れ去られて以来、彼がこの世界に戻ってくるかどうかはファンが絶えず気になっていたトピックだ。本家降板後、すぐに劇場用映画3部作でアンドリューが主演を務めることが発表されたが、新型コロナウイルスの影響を受けて計画は白紙に。方針転換を余儀なくされたスコット・M・ギンプルをはじめとした製作陣は、映画の代わりに話数が少なめのスピンオフをいくつも作ることを決め、その一つとしてリックの物語の続きも語られることになった。

しかし、アンドリュー自身はなぜ戻ってくることにしたのだろうか? 「もしもリックが夕日に向かって去っていくような終わり方だったら、戻らないことは簡単だったかもしれない。でもクリフハンガーのような去り方だったから、(2018年に消えて以来)“どこに行ったの? いつ戻ってくるの?”ってみんながずっと気にしていた。だから宙ぶらりんのままで物語を終わらせないのは失礼な感じがしたんだ」とアンドリューは復帰理由を語る。加えて「あの保安官の男が恋しかったんだよ」と笑いながら言い、「彼は凄い男だし、やわな日常には退屈してしまうような奴だ」と、自身のキャラクターに対する思いを明かした。

そうやって戻ってきた以上、アンドリューはこれまでとは違うものを届けたいと考えている。「“何かやるなら、どうせなら勇敢なことをしよう”って言ったんだ。それまでの9年間にやってきたことと同じことはしないようにしよう、違うタイプの物語に辿り着けるようにしてみようってね」と話すアンドリューは、「身体的にも精神的にも、いまだかつてなかった状況にリックを置いてみようとした。視聴者がこれまで見たことのない状況に」と、『~ザ・ワンズ・フー・リブ』ではかつてのリックと異なる姿が見られることを示唆してもいる。

(海外ドラマNAVI)

参考元:米Entertainment Weekly