ソフィア・コッポラ監督最新作『プリシラ』公開日が4月12日に決定!

ソフィア・コッポラ監督(『ロスト・イン・トランスレーション』『マリー・アントワネット』)の最新作『Priscilla(原題)』。エルヴィス・プレスリーの元妻プリシラが1985年に出版した回想録「私のエルヴィス」を基に、彼女の人生とエルヴィスとの関係を描いた話題作。この度、邦題を『プリシラ』として4月12日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他全国にて公開することが決定! あわせて、場面写真8点が解禁となった。

『プリシラ』概要

2003年『ロスト・イン・トランスレーション』でアカデミー賞脚本賞・ゴールデングローブ賞脚本賞ほか、2010年『SOMEWHERE』でベネチア国際映画祭金獅子賞、2017年『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』でカンヌ国際映画祭監督賞を受賞、つい先日発表されたアカデミー映画博物館ガラ2023では、映画芸術を進歩させた革新的な人物に贈られる「ビジョナリー賞」を受賞するなど数々の賞に輝く映画監督、そしてファッション・アイコンとして世界に注目されるソフィア・コッポラ。

その最新作は、エルヴィス・プレスリーと恋に落ちた少女プリシラがたどる魅惑と波乱の日々を、プリシラの視点で繊細に美しく描く物語。シャネル、ヴァレンティノの衣装が彩る華やかな恋に隠された孤独。そして常に高く評価されるソフィア・コッポラ作品のサウンドトラックだが、今回も音楽に注目。フランス出身のロックバンドPhoenixが担当し、美しく精巧な美術とともに60~70年代の空気を伝える。

【キャスト】

主演は、本作で第80回ベネチア国際映画祭最優秀女優賞に輝いたケイリー・スピーニー(『パシフィック・リム: アップライジング』)。さらに第81回ゴールデングローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)にノミネートされるなど、夢のような恋の恍惚と切なさを経験していく少女の心の変遷と外見の変化を驚くほど繊細な表情とたたずまいで表現し、「驚くほどにすばらしい演技」(Rolling Stone)など絶賛されている。そしてプリシラだけが知る、魅力的で華やかだが、傷つきやすく大人になりきれないスーパースター エルヴィスを演じたジェイコブ・エロルディ(『ユーフォリア/EUPHORIA』)は、「エルヴィスを演じきっている」(The Warp)と高い評価を受けている。

ソフィア・コッポラ監督は、「プリシラ・プレスリーの回想録を読み、彼女のグレースランドでの体験に心を動かされました。私が表現したかったのは、エルヴィスの世界に飛びこみ、紆余曲折を経てやっと自身の人生を見つけたプリシラの心情です。」と語るように、プリシラの視点で描かれる魅惑と波乱の日々に観客もまた引き込まれていく。

シャネルやヴァレンティノが彩る飛びきり甘美なシンデレラストーリーのなかに、ソフィア・コッポラがこれまで描き続けてきた人間の孤独や疎外感といったビターなエッセンスを潜ませた緻密で繊細な本作は、「ソフィア・コッポラ 最高傑作」(Rolling Stone)、「First Loveの素晴らしさを描いてる」(Littie White Lies)と評価され、彼女の集大成と語っても過言ではない。昨年秋、全米ではA24が配給、そのファッション性と話題性で多くの若い女性客を魅了し、『ロスト・イン・トランスレーション』、『マリー・アントワネット』に次ぐ大ヒットとなっている本作がついに日本公開となる!

【場面写真】

また今回解禁となった場面写真8点は、14歳の少女プリシラの儚げな表情から、恋に落ちたプリシラとエルヴィス、1967年当時話題となった結婚式の写真を再現したシーン(プリシラのウェディングドレスはシャネル、エルヴィスのタキシードはヴァレンティノが手掛けた)、自身がセレブとして注目の的となった華やかなメイクアップのプリシラ、そして、ジャンプスーツに身を包むエルヴィスとのツーショットなど、映画『プリシラ』の世界を表現する豪華で魅惑的なシーンとなっている。

【STORY】

14歳のプリシラは、世界が憧れるスーパースター(エルヴィス)と出会い、恋に落ちる。彼の特別になるという夢のような現実…。やがて彼女は両親の反対を押し切って、大邸宅で一緒に暮らし始める。魅惑的な別世界に足を踏み入れたプリシラにとって、彼の色に染まり、そばにいることが彼女のすべてだったが…。

(海外ドラマNAVI)

Photo:『Priscilla』©The Apartment S.r.l All Rights Reserved 2023