主演・製作を務めるブラッド・ピットが初めて宇宙に挑む映画『アド・アストラ』が9月20日(金)より公開される。本作では、2000年のクリント・イーストウッド監督・主演作『スペース カウボーイ』で共演したドナルド・サザーランドとトミー・リー・ジョーンズが19年ぶりに再共演を果たしているが、前回は仲間だった二人が今度は正反対の対立関係となることが明らかとなった。
日本のCMでもおなじみのトミー・リーが本作で扮するのは、ブラッド演じる主人公の父親で、人類の英雄であり宇宙で謎の失踪を遂げたクリフォード、そしてドナルドの役柄は元宇宙飛行士でクリフォードの古い友人であるプルイット大佐だ。本作の全貌はまだ謎に包まれているが、どうやらクリフォードとプルイットの間には大きな溝があり、因縁浅からぬ関係性があるようだ。トミー・リーはドナルドとの男のドラマが詰まった本作の撮影について「とても胸が躍る、幸せな時間だった」と特別な想いを明かしている。一方のドナルドは「熱い人間ドラマが詰まっている。観終わった後、色々と考えさせてくれる作品だ。そんな映画を作れることは立派なことだよ」と語る。
トミー・リーと父子を演じたブラッドは、彼の演技を絶賛。「彼自身が持っている重みや真剣さが、クリフォード役にぴったりだった。彼はとても聡明で、有能な俳優だからまさに適役だったね」と語る。また、ドナルドについても言及。どうやらドナルドは憧れの存在だったようで、「彼は僕のお気に入りの映画の多くに出演している。だから共演できたのはとても光栄で、大きな意味があったんだ」と敬意を表した。
宇宙へ行く夢を一度は諦めた4人の男が、退役後に念願だった宇宙でのミッションに挑む『スペース カウボーイ』では、ガンによる死期を悟り人類を救うべく一人で月に残ったホーク役をトミー・リーが、機械技術に長ける気のいいジェリー役をドナルドが演じ、ミッションをやり遂げるチームの熱い絆で結ばれていた二人。ともに多くの名作映画に出演してきた上、トミー・リーは1982年のTV映画『死刑執行人』でエミー賞を、ドナルドは1995年のTV映画『ロシア52人虐殺犯/チカチーロ』でエミー賞とゴールデン・グローブ賞を受賞するなど、ドラマ界でも活躍してきた。時を経て再共演を果たし、仲間から対立する間柄へとなった二人の名優が織り成す男たちのドラマに胸を熱くさせられるはずだ。
太陽系の彼方で消息を絶った父はなぜ生きていたのか? そして、なぜ危険な実験を抱えたまま姿を消したのか? 父の謎を追い、宇宙の彼方で息子ロイが見たものとは? 隠された秘密が今、明らかになる...。
壮大なスペース・アドベンチャー大作『アド・アストラ』(配給:20世紀フォックス映画)は9月20日(金)より全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)
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『アド・アストラ』のドナルド・サザーランド(左)
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