『ハンニバル』マッツ・ミケルセン、冷戦スパイスリラーに出演

サイコ・サスペンスドラマ『ハンニバル』で殺人鬼ハンニバル・レクターを演じた北欧の至宝マッツ・ミケルセンが、冷戦スパイスリラーに主演することが明らかとなった。米Deadlineが伝えている。

マッツが出演する冷戦スパイスリラーは、実話を下敷きにした映画『The Billion Dollar Spy(原題)』。ピューリッツァー賞を受賞した米ジャーナリスト、デビッド・E・ホフマンによって調査され、過去に機密扱いになっていたCIAの文書や実際にスパイ行為に関わった人々のインタビューに基づいている。

映画で中心となるのは、旧ソ連のモスクワに赴任したCIA捜査官のブラッド・リードと、彼がモスクワ駅で知り合ったロシア人のエンジニア、アドルフ・トルカチェフ。二人は独特の友情を築き、アドルフはブラッドにソ連軍の機密情報を手渡す。その後、"ビリオン・ダラー・スパイ"の異名を誇るようになった彼のスパイ行為により、東西のパワー・バランスが大きく変わっていくが、ある日、衝撃的な裏切りにより二人は大きな危険にさらされる―。

マッツはアドルフを演じる。ブラッド役は映画『君の名前で僕を呼んで』や『ナイル殺人事件』などに出演しているアーミー・ハマーがキャスティングされている。

監督は『ベル ~ある伯爵令嬢の恋~』や『16歳、戦火の恋』のアマ・アサンテ、脚本を務めるのは『手紙は憶えている』を手掛けたベンジャミン・オーガスト。ナイア・キュキュコフ(『ベビー・シッターズ・クラブ』)、フランク・スミスが製作総指揮を担う。

マッツは『ハンニバル』の後、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』やマーベル映画『ドクター・ストレンジ』、Netflixの犯罪アクション映画『ポーラー 狙われた暗殺者』などに出演し、主に映画界で活躍している。(海外ドラマNAVI)

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マッツ・ミケルセン (c)Hubert Boesl/FAMOUS