目の前に突然現れた理想の恋人は、アンドロイドでした―――。『ダウントン・アビー』『レギオン』のダン・スティーヴンスが完璧な恋を仕掛けるアンドロイドに大変身! すでに来年度(2022年度)のアカデミー賞国際長編映画賞・ドイツ代表にも選出され、日本公開を年明けに控える『アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド』の本予告映像とポスター画像が到着した。
ベルリンのペルガモン博物館で楔形文字の研究に没頭する学者アルマは研究資金を稼ぐため、とある企業が極秘で行う特別な実験に参加することに。そこに現れたのは紺碧の瞳でアルマを熱く見つめるハンサムなトム。初対面にもかかわらず、積極的に口説いてくる彼は、全ドイツ人女性の恋愛データ及び、アルマの性格とニーズに完璧に応えられるようプログラムされた高性能AIアンドロイドだった――。
人間のアルマとアンドロイドのトムが行き着く未来とは? 「それを愛と言うのでは?」と真っ直ぐに答えるトムの真っ直ぐな言葉が胸に響くと同時に、最後、機械らしく!?ショートする彼の姿も捉えた、シニカルでユニークな予告となっている。
抜群のルックスと穏やかな性格と豊富な知識、ロマンチックなエスコートで難攻不落のアルマに恋を仕掛けるトムを演じるのは『美女と野獣』『ダウントン・アビー』で観客のハートをつかんだダン。英語訛りのドイツ語でリルケの詩を暗唱し、プロのダンサーのようにキレッキレのルンバを披露し、子犬のような瞳で見つめ、かと思えば、アルゴリズムがはじき出した歯の浮くような台詞をドヤ顔で披露、『プリティ・ウーマン』の1シーンを再現して呆れられるなど、数々の自信たっぷりのイケメンテクを空振りさせるトムを茶目っ気たっぷりに演じて笑いを誘う。
トムに尽くされても素直になれないアルマには、『es[エス]』や『ヒトラーを欺いた黄色い星』など、ドイツで活躍するマレン・エッゲルト。過去の悲しみを心にしまい込み、充実した仕事に打ち込みながらも、老いゆく父の姿に自らの孤独を重ねる複雑な現代女性アルマを繊細に演じ、ジェンダーレスとなって初の第71回ベルリン国際映画祭で演技部門最高賞<銀熊賞>を受賞した。
監督を務めるのは、超正統派ユダヤ教徒のコミュニティから逃亡する女性を描き、プライムタイム・エミー賞を受賞したNetflixオリジナルシリーズ『アンオーソドックス』のマリア・シュラーダー。
ミドルエイジクライシスに直面する女性をアンドロイドが救うラブロマンスであると同時に、そんな危険で哲学的な永遠の問いを新たに投げかける、ちょっぴりビターなラブロマンス。『アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド』は2022年1月14日(金)新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマほか全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)
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『アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド』(C) 2021, LETTERBOX FILMPRODUKTION, SÜDWESTRUNDFUNK