感染症の恐怖を描いた『ホット・ゾーン』シリーズ第2弾、『ホット・ゾーン：アンスラックス』がナショナル ジオグラフィックにて日本初放送。
実際に米国で起きた感染症の恐怖を描くアンソロジーシリーズ『ホット・ゾーン』。第1弾では『ER 緊急救命室』や『グッド・ワイフ』などに出演するジュリアナ・マルグリーズを主演を迎え、1989年当時、情報が乏しかったエボラウイルスのパンデミックを防ぐため、特殊チームが命がけの任務に就く様子が描かれた。
第2弾となる『ホット・ゾーン：アンスラックス』では、2001年に米国で実際に起きた炭疽菌テロ事件を題材に、かつてない脅威に立ち向かいながらも、科学を武器に冷静な判断で一歩一歩、容疑者に近づいていくFBIエージェントたちの執念と葛藤が描かれる。
世界中に衝撃を与えた9.11の出来事からわずか1週間後、米国ではもう一つ大きなパニックに陥れたテロが発生。炭疽菌が入った手紙がフロリダ、ワシントンD.C.、ニューヨークのメディアや政治家のオフィスに送られ、5人の命が奪われた。
FBIでは珍しい微生物学を専門とする捜査官のマシュー・ライカーは、9.11でペンタゴン（国防総省）が攻撃されるのを直接目撃した後、しばしばトラウマに悩まされていた。そんな中、炭疽菌テロ事件の捜査を任命されたライカーは、科学者としての視点を駆使して、国外からの攻撃と結びつけたがる上層部や政治家の思惑に振り回されず、事件の真相を明らかにしていく。
一方、この事件の科学的分析を担当するUSAMRIID（アメリカ陸軍感染症医学研究所）の優秀な微生物学者ブルース・イビンズ博士も、炭疽菌のエキスパートとしてFBIの捜査に協力することに。しかし、精神的に不安定だったイビンズの本当の姿が徐々に明るみになっていく―。
シーズン前半では、ライカーとイビンズの物語が平行に語られるが、後半になるとこの二人の物語が交錯し、ドラマは一気に盛り上がりを見せる。約20年前に起きたこの炭疽菌テロに関して、今でも多くの人たちがその当時の恐怖を覚えているが、本作では当時のニュースでは見られなかったこの事件の背後にある興味深い多くのディテールが語られる。
主人公マシュー・ライカーを演じるのは、『LOST』や『HAWAII FIVE-O』などに出演し、本作がドラマシリーズ初主演となるダニエル・デイ・キム。炭疽菌研究の第一人者ブルース・イビンズ博士を、『スキャンダル 託された秘密』でフィッツジェラルド・グラント大統領を演じたトニー・ゴールドウィンが扮する。
その他、『ヴァンパイア・ダイアリーズ』のドーン・オリヴィエリ、『グッド・ファイト 華麗なる逆転』のディラン・ベイカー、『MAD MEN マッドメン』のハリー・ハムリン、『パーソン・オブ・インタレスト』のエンリコ・コラントーニらが出演。
『ホット・ゾーン：アンスラックス』放送情報
ナショナル ジオグラフィックにて（全6話）
2月22日（火）22：00より日本初放送
【二カ国語版】毎週火曜 22：00～
【字幕版】2月23日（水）より毎週水曜 20：00～
（海外ドラマNAVI）
Photo:
『ホット・ゾーン：アンスラックス』©National Geographic
