【ゴシップ辛口ナナメ読み】 ネタ元となるゴシップ誌とは何か?

海外ドラマNAVI、春の新企画「ゴシップ辛口ナナメ読み」が始まりました
アメリカにあふれるセレブ・ゴシップを、ナナメな視線でチェキ!

第1回目となる今回は、ネタ元となるゴシップ誌とは何か?について書いてみました。

20110407_01.jpgBetrayed(裏切られた)、Secretly(極秘に)、Struggle(もがく)等々、ネガティブ言葉が見出しの基本

その一:売れてるそのわけ
米のゴシップ誌には、代表的なPeople、US magazineをはじめ、5誌以上の週刊誌があります。特にPeopleは、400万部近くという"少年ジャンプ"級の発売部数。どこの美容院、歯医者にも置いてあること以外に、宅配購読をする人もかなりの数にのぼるのが理由でしょう。半年もしくは年間購読すれば、送料込み一冊150円(!)程度まで安くなるので、お茶の間買いも負担になりません。こうして価格をタダ同然に安くして、発売部数を多くすることで広告価値(代)を高めるのが狙いのようです。

その二:リアリティショースターが人気
セレブのゴシップなら、きっとアンジーやトムクルあたりがずっと話題なんだろうなあ......などと思い込むことなかれ。ゴシップ誌の人気者は、意外にも素人に毛が生えた程度のリアリティショー出演者たちなのです。『Jersey Shore』『Dancing with the stars』『Real Housewives』シリーズが、今のアメリカの超人気番組。これが一般アメリカ人たちのTV視聴の現実といえるのかも? 米エンタメ界の層は厚いけれど、個性次第であっという間に素人がスターになってしまうのも事実なのです。

その三:7つのゴシップお得意ネタ
①出産セレブ(赤ちゃん写真付き)、②激太りセレブ、③すっぴんセレブ、④整形セレブ、⑤メルトダウン・セレブ(要休養セレブ)、⑥浮気セレブ、⑦中毒セレブ...。

その四:キュートな子どもに頼る親セレブ
日本ではマスコミが芸能人の子どもの写真を了解なしに掲載することはありえないと思いますが、こちらのセレブは全くお構いなし。それどころか、キュートな子どもとペアだから露出させてもらえるセレブも多数存在します。かのミュージシャン夫婦、元大物プロデューサー娘夫妻、最近地味な"ダーク・エンジェル"もその道に足を踏み入れたかも......。

20110407_02.jpg普通に考えりゃ、最近売れてないデニス・リチャーズですが、キッズ&元夫のトラブル......とゴシップネタにはことかかず

その五:想像力はたくましく
「アンタ、そばで見てきたの?」と突っ込みたくなるくらい詳しい描写はゴシップ誌ならでは。英皇太子の結婚式を前に、「どのようにケイトさんは、大切な日をゴージャスに迎えるのか?」という特集記事で、ケイトさんが結婚式で使う"かもしれない"化粧品(全てドラッグストアで購入可)を写真付きで掲載。まさに独断と偏見がゴシップ誌の醍醐味ですね。カメラ目線の多さはセレブたちも黙認の証拠でしょう。

TV系セレブを中心に愉快でおバカな?ゴシップの数々。来週から本格"ナナメ"いたします~。