ノルウェー発、孤高の探偵ヴァルグ・ヴェウムを主人公にしたミステリー・シリーズ第1弾。多民族社会が直面する難問を絡めた数々の事件をヴァルグが解決する!
北欧のノルウェーで2007年から放送された人気サスペンスドラマ、『私立探偵ヴァルグ』。放送後本国での劇場公開をはじめ世界的に評価され、2010年から作られている第2シーズンは、本国ではTV放送より先に劇場公開されている。
グンナル・ストーレセンによる本邦未訳の小説シリーズが原作。主人公は児童福祉施設で働いた過去がある、私立探偵ヴァルグ。謎めいた人物だが推理力や観察力に優れ、警察ににらまれるほどの名探偵だ。全人口の1割以上を移民が占める多民族社会ノルウェーならではの個性的事件も見もの。
第1作が米国で『ドラゴン・タトゥーの女』として映画化された小説「ミレニアム」シリーズやTV『スウェーデン警察 クルト・ヴァランダー』(WOWOWが放送したケネス・ブラナー主演『刑事ヴァランダー』シリーズは英国リメイク版)がスウェーデンで、WOWOWが放送した『ゾウズ・フー・キル』シリーズがデンマークで作られるなど、日本で人気急上昇の北欧サスペンスに新たな作品が加わる。
<ストーリー>
第1話「苦い花」
カミラという少女が行方不明になる。警察のハムレ刑事が、児童福祉施設で働いた経歴がある私立探偵ヴァルグを怪しいとにらむ一方、ヴァルグは州議会の女性議員ヴィベケから、消えた彼女の愛人カルステンの捜索を依頼される。しかしカルステンは遺体になって見つかる。
第2話「禁断の果実」
16歳の少女リサを捜すヴァルグ。リサは麻薬を常用し、売春をしているところを見つかるが、銀行の頭取であるリサの父親は娘の入院を拒否する。やがてリサと付き合っていた21歳のペテルも行方不明になってしまう。ペテルの両親はヴァルグに息子の捜索を依頼するが、背後に恐ろしい何かがあると直感したヴァルグはその依頼を断るが......。
<スタッフ&キャスト>
原作:グンナル・ストーレセン
出演:トロン・エスペン・セイム(ヴァルグ・ヴェウム役/声:東地宏樹)
ビョルン・フローバルグ(ハムレ役/声:塾一久)
エンドレ・ヘレストヴェイト(イーサクセン役/声:烏丸祐一)
<放送情報>
WOWOWプレミア 私立探偵ヴァルグ
3月23日(土)午後3:15~(全2話)
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