長編アニメーション部門でアカデミー賞を獲得したピクサーの大ヒット映画『ファインディング・ニモ』の続編が、ついに製作される。タイトルは、『ファインディング・ドリー(原題)』。オリジナル版でドリーの声優を務めたエレン・デジェネレスが、自身の冠トーク番組『エレンの部屋』(日本ではDlifeにて毎週月~金20:00からOA中)で喜びの報告をした。
エレンは、「いい知らせがあるの。製作が言うには、続編のドリー役に私が最終候補者の5人に選ばれたんですって」と軽くジョークを飛ばすと、「ウソよ。また私がドリーを演じる。世界一楽しいわよ」と会場を沸かせた。
2003年に公開された1作目の『ニモ』は、カクレクマノミのマーリンが人間に捕まってしまった息子ニモを探すという物語。広大な海の中、マーリンとともにニモを探す旅に同行したのが、ナンヨウハギのドリーだ。
陽気で物忘れのひどいドリーの軽妙な語り口は、コメディエンヌのエレンならでは。1作目に続いて2作目でもメガホンを取るアンドリュー・スタントン監督も、「エレン以外のドリーは考えられない」とコメントしている。
続編では『ニモ』でマーリンと出会った時、なぜドリーが独りぼっちだったのか、ドリーは大切な人(魚?)と再会できるのか、家族とは何かといったことを明らかにしたいとスタントン監督は語っている。
これまで『エレンの部屋』で、事あるごとに『ニモ』の続編を! とアピールしてきたエレンは、ようやく念願がかなったと喜ぶ。すでに脚本も読んだといい、「素晴らしいし、とても面白くて、温かい気持ちになる。物語に欲しい要素がすべて詰まっているのよ」と明かした。
満を持して製作される続編『ファインディング・ドリー』は、2015年11月25日の公開が予定されている。(海外ドラマNAVI)
エレン・デジェネレス
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