『HEROES』ヘイデン・パネッティーア「これでキャリアも終わり!?」と当時を語る

『HEROES/ヒーローズ』で不死身のチアリ―ダ―、クレア役を演じて一躍人気女優の仲間入りをしたヘイデン・パネッティーアが、ドラマ終了当時の心境について英Press Associationに語った。4年に渡り人気シリーズに出演していたヘイデンだが、番組の終了が告げられた時は、これで自分のキャリアも終わりだと思ったらしい。「何トンものレンガが私の上に落ちてきた感じだった。もう二度とチャンスに恵まれることはないと思ったわ」とヘイデン。当時は、まさにお先真っ暗といった心境だったようだ。

しかし、この後、彼女は新たなチャンスに恵まれる。それが2012年からスタートした米ABCの音楽ドラマ『Nashville』だ。アメリカ南部テネシー州の州都であり、カントリーミュージックの聖地として有名な街ナッシュビルを舞台にした本シリーズで、ヘイデンはスターになるためなら手段を選ばないビッチな野心家の歌姫を熱演。「『HEROES』とはまったく違う作品だったのがよかった。そのギャップのおかげでいい感じにイメージを一新できた」と語るように、このチャンスを得たヘイデンは女優としてまったく違う顔を見せることに成功した。

「『Nashville』のジュリエット役は完ぺきなタイミングで舞い降りた、完ぺきな役だった」と振り返るヘイデン。「ジュリエットは『HEROES』で演じたような、いわゆる"いい子"じゃない。だけど、欲しいものを手に入れるために"いい子"を装っている。確かにジュリエットはタフな子よ。だけで本気で泣く時だってある。彼女は、暗い過去から逃げるために必死に頑張っている、心に傷を負った女の子なの。これ以上、やりがいのある役はないわ」。

さらにショービズ界の裏側を描いている本シリーズでは、子役から芸能界で活躍してきた自身の経験も大いに活かしているという。「この役を演じるにあたって、私自身の経験も大いに活かしている。私もエンターテインメントの世界で育ってきたから。スポットライトを浴びながら、同じような問題にもがきながら闘ってきた。この世界には、いろんな選択肢が扉を開けて待っている。それが当たり前の世界なの。ただドラマと違うのは、私には行きすぎないように引きとめてくれる人が周りにいるところね」とヘイデン。

『HEROES』からさらに女優への道を切り開いた彼女の今後の活躍に期待したい。