ホーキング博士が、ゼインのワン・ダイレクション脱退を悲しむ少女の質問に優しく回答!

スティーヴン・ホーキング博士といえば、エディ・レッドメイン主演の『博士と彼女のセオリー』で、その半生が映画化されたことでも話題となった、難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)と闘い続ける世界的な天才理論物理学者だ。人類の宝とも称される頭脳を持つホーキング博士だが、なんとワン・ダイレクションのメンバー、ゼイン・マリクの脱退にショックを受けた一人の少女の質問に、知性あふれる回答をしていた。

米People誌によると、ホーキング博士は、英ケンブリッジ大学の研究室にいながら、自身の姿を3D投射するという方法で、25日の夜にシドニーのオペラハウスでトークイベントを開催。宇宙と科学の謎について話したあとは、ホーキング博士の長女でジャーナリストのルーシー・ホーキングや、物理学者のポール・デイビースと意見を交換したり、オペラハウスに集った参加者からの質問に答えたりしたという。

地球の将来や宇宙にまつわる質問が集中するなか、ある少女がホーキング博士に投げかけた問いは、「ワン・ダイレクションからゼイン・マリクが脱退し、世界中で何百万人もの女の子が嘆き悲しんでいるということの、宇宙論的効果は何だと思いますか」というもの。

会場の参加者もこれにはびっくりだが、ホーキング博士は、「非常に重要な問題ですね」と真摯な対応。そして、「悲嘆に暮れている少女たちへの私からのアドバイスは、理論物理学を学ぶということです。私たちはあるひとつの宇宙に住んでいますが、いつか異なる複数の宇宙の存在が明らかになるでしょう。そしてその別の世界に住むゼインは、まだワン・ダイレクションのメンバーかもしれません。ひょっとすると、この少女と結婚しているかもしれませんよ」と、パラレルワールドの存在にふれたユニークな回答を送った。

宇宙論に多大な影響を与える天才学者ならではこの回答に、会場は拍手喝采だったようだ。(海外ドラマNAVI)

Photo:運動ニューロン疾患協会を支援する会合に参加した時のホーキング博士とベネディクト・カンバーバッチ
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