スティーヴン・スピルバーグがメガホンを取り、トム・クルーズが主演して大ヒットした近未来SF映画『マイノリティ・レポート』。この映画の15年後を描いた米FOXの同名TVシリーズが、当初の予定から3話分カットされることになったようだ。
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英Digital Spyによると、FOXは当初、全13話の予定で本作をシリーズ化。今秋の新作ドラマの中で最も注目されていたドラマの一つだったが、9月21日の放映開始当初から視聴率が伸び悩んでいるため、10話にカットすることが決まった。このまま視聴率が低迷すると、キャンセルとなる可能性もあり得るという。
ドラマ版『マイノリティ・レポート』は、映画と同様に、"プリコグ"と呼ばれる予知能力者を警察が非合法的に使って凶悪犯罪を未然に防ぐというストーリー。プルコグのダッシュに『父親たちの星条旗』のスターク・サンズ、彼の能力を借りることになる女性警官ララに『カリフォルニケーション』のミーガン・グッドが扮している。映画版で監督を務めたスピルバーグは、ドラマ版では製作総指揮として関わっている。
この先、スピルバーグによる視聴率回復のテコ入れはあるのだろうか? 『マイノリティ・レポート』の底力に期待したい。(海外ドラマNAVI)
Photo:映画『マイノリティ・リポート』
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