10月23日(金)より公開となる、M・ナイト・シャマラン監督の最新作『ヴィジット』。同作で、子どもたちの祖母を演じるトニー賞女優のディアナ・デュナガンからコメントが届いた。
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ディアナは、「エージェントが電話をかけてきて、おばあちゃん役のオーディションがあると言ったの。その時、実はおばあちゃん役に興味はなかったのよ。でも、シャマラン監督の映画だって言うから、受けることにしたの。これまでの作品を並べてみたら、彼には素晴らしい想像力があるって分かるでしょ」と、シャマラン監督が出演の決め手だったことを明かした。
そんな監督とは実際にいい仕事ができたようだ。「シャマランは良い聞き手。役のことには何でも協力的だった。それに、いろいろな演技を試させてくれたから、次第に変わっていく役を作り上げる挑戦が何度もできたの」とディアナ。「シャマランとの一日は、太陽の下で過ごすようなものなの。彼は温かさに溢れていて、スタッフはそれを吸収し、また返していく。一緒に映画の仕事をして、こんなに楽しくて幸せだった人は初めてよ。役者に対する熱意と理解があったわ」と賞賛している。
休暇を利用し、田舎に住む祖父母の家へ遊びに行った姉弟。優しい祖父と、料理上手な祖母に温かく迎え入れられた二人だが、奇妙な「3つの約束」を言い渡される。「楽しい時間を過ごすこと」、「好きなものは遠慮なく食べること」、「夜9時半以降は部屋から絶対に出ないこと」――。しかし、夜9時半を過ぎて異様な気配で目が覚めた二人は、絶対に開けてはいけないと言われたドアを開けてしまう。そこで彼らが目にしたものとは...。
500万ドルという低予算ながら、奇抜な設定とサスペンス感たっぷりの映像が多くの観客を惹きつけ、全世界ですでに8000万ドル以上の興行を上げている本作。ストーリーテラー、シャマランの手腕が光る『ヴィジット』は、日本では10月23日(金)よりロードショーとなる。(海外ドラマNAVI)
Photo:ディアナ・デュナガン(『ヴィジット』)
(C) Universal Pictures.