ホワイトハウスを舞台に、野心家のフランク・アンダーウッドが大統領の座に上り詰めるまでを描いた政治ドラマ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』。米Netflixが、本作のシーズン4のコマーシャルを、大統領選にかけたパロディにして放送していたことがわかった。米E!Onlineが報じている。
シーズン4のコマーシャルを、米CNNで放送された大統領選候補者の討論会の合間に流すことにしたNetflix。コマーシャルは、いかにも大統領選候補者が製作しそうな内容で、戦争から帰還した軍人が家族と再会するシーンや、アメリカ国旗を手に野原を駆け巡る子どもたちの姿が映し出される。そして、次にホイトハウスが画面に登場したかと思うと、ケヴィン・スペイシー扮するフランクが現れ、「アメリカ、私は始動し始めたばかりです」と言う彼のクローズアップで、コマーシャルが終了する形となっている。
シーズン3では、現役大統領のフランクが再選を狙って選挙運動を展開するだけに、実際の大統領選キャンペーンCMのように仕立て上げたシーズン4のコマーシャルは、なかなか粋な仕上がりになっている。
そして本シリーズでは、フランクがカメラに向かって独白するスタイルで進められるのだが、以前に、米CBSのトーク番組『The Late Show with Stephen Colbert 』に出演したケヴィンが、そのシーンについて語っている。司会のスティーヴン・コルバートに、"カメラに向かって語る時、誰に話かけているつもりなの?"と聞かれたケヴィン。すると、「カメラを見つめて話をする時は、たった一人の人物にだけに語りかけているんだ。それはドナルド・トランプだよ」と、大統領選の共和党有力候補者トランプ氏の名を挙げていたのだが、冗談なのか本気なのか気になるところだ。
『ハウス・オブ・カード』シーズン4は、Netflixにて2016年3月4日(金)より配信スタート。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ハウス・オブ・カード 野望の階段』
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