Netflix、『LOST』最終エピソードを"手直し"へ

2010年に終了した大ヒットドラマ『LOST』。米Netflixで配信中の同シリーズの最終話に不備があるとして、修正されることが分かった。米Varietyが伝えている。

米ABCが2010年に初放送したシリーズ最終話「終焉」の長さは、前後編合わせて104分だったのに対し、Netflixで配信中の同エピソードは18分短い86分。その事実が今月6日に報じられると、製作総指揮者のデイモン・リンデロフは「ニュースにビックリしたよ。好き嫌いはあるかもしれないが、放送されたバージョンが最終版だ。ただし、これはおそらくNetflixのせいではないだろう。確か、ABCはこのエピソードを再放送する際、普段の放送枠に合わせて編集で短くしていた。その再編集バージョンがなぜかNetflixへデータとして送られてしまったということだと思う。放送枠の都合でそうした削除を強いられることはあるが、(時間制限のない)DVDやNetflixで短縮バージョンを使う理由は一つもない」と語り、完全版の配信を求めていた。

するとNetflixが反応。公式ツイッターで、「修正に向けて作業中です。再編集されていないバージョンをなるべく早く配信します」と発表した。

無人島に不時着した飛行機に乗っていた乗客たちが、不可思議な現象や複雑な人間関係の中でサバイバルする姿を描いた同シリーズは、先の読めない展開で大ヒットとなった。『LOST』の失われた18分が復活することによって、完全版を初めて目にするファンは新たな発見があるかもしれない。(海外ドラマNAVI)

Photo:『LOST』
(c) Touchstone Television