1967年に製作されたディズニーのアニメーション映画として知られている、ジャングルの動物たちによって育てられた人間の少年の冒険物語『ジャングル・ブック』。少年と動物たちが共存する世界を最新技術で描いた実写映画版が、8月11日(木・祝)より公開されることになった。
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メガホンを取るのは『アイアンマン』シリーズのジョン・ファヴロー。さらに、『タイタニック』と『ヒューゴの不思議な発明』でアカデミー賞に2度輝いた視覚効果スーパーバイザーのロバート・レガートをはじめとする、ハリウッド最高峰の映像制作チームが結集し、リアルで迫力に満ちた映像を作り上げている。
主人公の少年モーグリ役として2000人の中から抜擢されたのは、「彼に特別な"何か"があるのは一目瞭然だった」(ファヴロー監督)という12歳の新人ニール・セディ。そして、モーグリ同様に重要な存在である動物たちの声を担当するのは、ハリウッドを代表する豪華スターたち。『ガンジー』のベン・キングズレー(黒ヒョウのバギーラ)、『それでも夜は明ける』のルピタ・ニョンゴ(オオカミのラクシャ)、『ロスト・イン・トランスレーション』のビル・マーレイ(クマのバルー)、『刑事ジョン・ルーサー』のイドリス・エルバ(トラのシア・カーン)、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』のクリストファー・ウォーケン(巨大なサルのキング・ルーイ)、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』のスカーレット・ヨハンソン(ヘビのカー)といった名だたる顔ぶれが動物に命を吹き込んだ。
先駆けて4月15日(金)より封切られた全米では、公開3日間で興行収入およそ1億356万7000ドル(約111億8520万円)の大ヒットスタートを切り、初登場1位を獲得するとともに、4月の公開映画として歴代2位の興行成績を記録。全世界49地域でもすでに3億ドル目前の数字を稼ぎ出している(BOX OFFICE MOJO調べ。1ドル=108円換算)。
ジャングルに取り残された人間の赤ん坊、モーグリは、黒ヒョウのバギーラによって母オオカミのラクシャに預けられ、ジャングルの子となった。バギーラから自然の厳しさと生き抜くための知恵を教わり、ラクシャからは惜しみない愛を注がれ、幸せな生活を送るモーグリの前にある日、人間への復讐心に燃える恐ろしいトラのシア・カーンが現れる...。果たしてシア・カーンが言うように、人間であるモーグリはジャングルの"脅威"なのか? それとも、ジャングルに光をもたらす"希望"なのか?
『ジャングル・ブック』は8月11日(木・祝)全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ジャングル・ブック』
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