アメリカで来月、ついに最終シーズンを迎える人気サスペンスドラマ『パーソン・オブ・インタレスト 犯罪予知ユニット』。製作者や出演者は、別の形での継続にオープンな姿勢でいるようだ。
米TV Guideが伝えたところによると、ハロルド・フィンチ役のマイケル・エマーソンは、「エンディングは本当に満足のいくものになっていると思います。しかも、わずかながらオープンな終わり方になっています。いつか誰かがリブートしたいとか、第二章みたいなものを作りたいと思ったら、全く不可能ということはないでしょう」と話している。
最近は、Netflixなどの動画配信サービスで番組が継続したり、あるいは、『24 -TWENTY FOUR-』『X-ファイル』のように過去の人気作が復活するケースもある。『パーソン・オブ・インタレスト』にも第二のチャンスはあるだろうか? 製作総指揮者のグレッグ・プレイグマンは「絶対あり得ないということはありません」と、今後の可能性を匂わせた。
なお、過去シーズンより短くなったファイナル・シーズンについて、マイケルは、「番組は急いで終わらせなければなりませんでした。緩慢に動く巨大な船の向きを変えるために用意されたのが13話だったのです。でも、それはマイナスよりもプラスに働いたと思います。脚本家たちは、サイドストーリーや"今週の殺人事件"を脇に追いやり、物語の未解決部分を締めくくることに集中できました」と述べている。
さらに、製作総指揮者のジョナサン・ノーランも、「ずっと続けられれば良かったのですが、創造性が停滞するのも望むことではありません。本シーズンが始まる前に(放送終了の決定が下りる)予兆はすでに見えていましたが、きちんと完結させるために13話も使えるという素晴らしい贅沢にも恵まれました。最終シーズンの成果はとても誇らしいもので、多くのTV作品が得られなかった機会を持てたことに感謝しています。この物語に私はとても満足していますし、ファンの方々もきっとそう感じてくれると思います」と、自信の程を伺わせている。
ちなみに、マイケルは「(物語の終わりにあたって)生き残る者はいますが、多くはありません」と気になる発言もしている。まずは、リースやフィンチをはじめ、"マシン"に関わった人々の行く末を最終シーズンで見定めたい。
『パーソン・オブ・インタレスト』の最終シーズンとなるシーズン5は、米CBSで5月3日(火)にプレミア放送。(海外ドラマNAVI)
Photo:『パーソン・オブ・インタレスト』
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