現在放送しているドラマがそろそろシーズンファイナルを迎えるこの時期。各局が今後のスケジュールを考える中、米Varietyが一足先にアメリカの4大放送局、ABC、CBS、FOX、NBCの更新状況を紹介した。今回は、ABCについてご紹介する。
ジョン・リドリー(『それでも夜は明ける』)がクリエイターを務める法廷サスペンス『American Crime(原題)』は、昨年のエミー賞で助演女優賞を獲得したにもかかわらず、打ち切りの見込み。関係者の情報によると、リドリーは新ドラマ『Presence(原題)』に参加するために本作の終了を決めたようだ。マーベル作品の『エージェント・カーター』は、主演のヘイリー・アトウェルが新作ドラマ『Conviction(原題)』の主人公に決まったので更新の可能性はかなり低そう。
一方で『ザ・マペッツ』は、ショーランナーが交代後に評価は下がったものの更新される模様。人気ミステリーの『キャッスル ~ミステリー作家は事件がお好き』も継続が濃厚だが、主役コンビの一人、ベケット刑事役のスタナ・カティックが今シーズンをもって降板するので、来シーズンで終了する可能性もあるようだ。
カントリー音楽の聖地、テネシー州ナッシュビルが舞台の音楽ドラマ『Nashville(原題)』と、ティム・アレン(『トイ・ストーリー』)主演のコメディ『Last Man Standing(原題)』は、前向きに検討中。ケン・チョン(『ハングオーバー』)が挫折した医者を演じるコメディ『Dr.Ken(原題)』とファミリーコメディ『The Real O"Neals(原題)』は、まずまずの視聴数を獲得しており更新濃厚。ミレイユ・イーノス(『THE KILLING』)主演のサスペンス『The Catch(原題)』と、ルパート・グレイヴス(『SHERLOCK』)が出演するミステリー『The Family(原題)』、聖書の世界を描く『Of Kings and Prophets(原題)』、おとぎ話をテーマにしたミュージカルコメディ『Galavant(原題)』が継続される望みは薄いようだ。
気になるABCの主なドラマの行方は以下の通り。
※更新から打ち切りまでの評価レベル
【更新決定】>【更新有力】>【更新検討中】>【更新望み薄】>【ほぼ打ち切り】
【更新決定】
『グレイズ・アナトミー』
『スキャンダル 託された秘密』
『ワンス・アポン・ア・タイム』
『エージェント・オブ・シールド』
【更新有力】
『キャッスル ~ミステリー作家は事件がお好き』
『Dr. Ken』
『The Real O"Neals』
【更新検討中】
『Last Man Standing』
『Nashville』
『ザ・マペッツ』
【更新望み薄】
『エージェント・カーター』
『The Catch』
『The Family』
『American Crime』
【ほぼ打ち切り】
『Of Kings and Prophets』
『Galavant』
また、『ゴシップガール』のチェイス・クロフォードとエド・ウェストウィックがそれぞれ主演した『Blood & Oil』と『Wicked City』はそろって打ち切りが決まっている。(海外ドラマNAVI)
Photo:『キャッスル~ミステリー作家は事件がお好き』
(C)ABC Studios.