米ロサンゼルスにて、5月23日(月)〜27日(金)の間、LAスクリーニング2016が開催されている。米5大ネットワークの新作ドラマについては先日当サイトのニュースでもお伝えした通りだが、現地時間5月24日(火)にウォルト・ディズニー・スタジオ内で行われた試写作品について紹介しよう。
1.『SECRETS AND LIES』シーズン2:ジュリエット・ルイスが女鬼刑事のアンドレア役を演じてヒットしたミステリー・スリラー・シリーズの第2シーズン。パーティー会場で突然新婚の妻がビルから転落死してしまうという衝撃的な始まりから、徐々にその家族たちの模様が明らかになっていく。突然妻を失った悲劇の夫・エリック役には、『ALMOST HUMAN/オールモスト・ヒューマン』でアンドロイドの刑事を人間味あふれる形で見事に演じたマイケル・イーリーがキャスティングされており、今回もその感情表現豊かな演技力で視聴者を引きつけている。そのほか、テリー・オクィン(『LOST』)、ジョーダナ・ブリュースター(『DALLAS/スキャンダラス・シティ』)、メキア・コックス、アナリン・マコード(『新ビバリーヒルズ青春白書』)らが出演している。金融事業で成功している裕福な一家に降りかかった事件を、女刑事アンドレアがどのように捜査していくのか楽しみだ。
2.『BEYOND』:超自然現象の要素がたっぷり盛り込まれたサスペンスドラマで、『HEROES/ヒーローズ』の製作総指揮ティム・クリングが手掛ける新作。カンザス州に住む13歳の少年ホールデンが森の中で不思議な現象に遭遇し、昏睡状態となってしまう。そのまま12年が経過したところで、奇跡的に意識が回復し、家族たちは喜ぶ。しかし意識が戻ってからのホールデンは、毎夜不思議な夢にうなされるのだった。12年の間に、自分の身に一体起きていたのか、その真実を突き止める物語が始まる...。
3.『DEAD OF SUMMER』:1980年代後半、夏休みをキャンプ場で過ごすこととなったティーンエイジャーたちに降りかかった恐怖のひと夏を描いた作品。エリザベス・ミッチェル(『LOST』)が、閉鎖されていたキャンプ場の再開を取り仕切る、一見優しそうな女性役で出演している。『ワンス・アポン・ア・タイム』の製作陣が贈るホラードラマシリーズ。
そのほか、ションダ・ライムズが製作総指揮を務め、14世紀のイタリア・ヴェローナを舞台にしたロミオとジュリエットの主人公たち亡き後、敵対する二つの名家に生まれる新たな悲劇のラブストーリーを描いた『STILL STAR-CROSSED』、ガス・ヴァン・サント監督がLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)の国民としての権利を訴える活動を行った人々と、その家族の姿を描いた『WHEN WE RISE』のダイジェスト映像も用意された。
※クレジットは最終決定ではなく、変更される場合あり。
作品の詳しい紹介はLAスクリーニング2016特集で公開予定。次回のLAスクリーニング2016・スタジオ速報ニュースもお楽しみに!(海外ドラマNAVI)
Photo:ジュリエット・ルイス
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