サラ・ジェシカ・パーカー、『SATC』と新作ドラマの違いを語る

『SEX AND THE CITY』の放送終了以来、12年ぶりに新作ドラマ『Divorce(原題)』で米HBOと再び組むサラ・ジェシカ・パーカー。今回、夫と離婚しようとするフランシスに扮する彼女が、『SATC』で演じたキャリー役との違いについて語っている。米Varietyが伝えた。

7月30日(土)、TV批評家協会主催の夏のプレスツアーに登場したサラは、「この作品の主人公を(『SATC』から)変えようとスタッフと話したわけじゃないけど、あれとは違うと思うわ。結婚に関するストーリーにはいつも興味を覚えるんだけど、それを差し引いても別の作品ね。それが特に明確になったのが、服装について話した時よ。フランシスの服は1970年代の映画がインスピレーションになっているの。だから、彼女が着ているものは大半が古着なのよ」と、流行に敏感な設定ゆえに時には奇抜と思われるくらいのファッションに身を包んでいたキャリーとの違いについて説明。また、このフランシス役については「パイロット版の脚本を読んだ時から、彼女は独特のキャラクターだと分かったわ。キャリーとだけじゃなくて、私がこれまでに演じてきたどの人物ともすごく違っているの」と、子役出身で芸歴の長い彼女から見ても斬新なキャラクターであることを強調している。

また、『SATC』以来のTVドラマ復帰については、「まるで、使わないうちにすっかり衰えてしまった筋肉を、元の習慣に戻ることで少しずつ、時間をかけて鍛え直している気分よ。一日ごとに以前の感覚が蘇ってきているわ。TVシリーズの最初のシーズンは、私たち全員にとってしっくりとくる言葉やトーンを見つけていく作業が必要になるんだけど、それをやることで、どんなにTVの仕事を愛しているかを思い出したの。このプロセス、スケジュール、慌ただしさや緊迫感、そしてそれぞれのディテールがどんなに大切なのか...。その感覚を思い出すのに時間はかからなかったわ。ドラマの仕事、特に今一緒に働いている人たちとの仕事が楽しいからずっと続けていきたいわね」と話している。

『Divorce』は米HBOで10月9日(日)より放送スタート。(海外ドラマNAVI)

Photo:サラ・ジェシカ・パーカー
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