9月24日(土)より公開される、クリント・イーストウッド監督最新作『ハドソン川の奇跡』は2009年にニューヨーク、ハドソン川で起こった航空機事故の生還劇の裏側にあった知られざる真実を描いた究極のヒューマンドラマ。日本公開に先駆け、日本時間の9月7日(水)に本作の舞台であるニューヨークにてプレミアが行われた。
ハリウッドを代表する巨匠イーストウッド監督を筆頭に、今月14日(水)より来日が決定しているトム・ハンクスとアーロン・エッカート、さらに"ハドソン川の奇跡"の当事者であり、大惨事から全員の命を救いながらも、一夜にして容疑者となったチェスリー・サレンバーガー機長本人も登場した。
イーストウッド監督は、日本のファンに向けて「私は日本のファンのみなさんが大好きです。日本を舞台にした映画(『硫黄島からの手紙』)を撮ったこともあるくらい、私にとっては特別な国。気に入っていただけると嬉しいです」と熱っぽく語った。トム演じるサリー機長については「人間には二面性があって、仕事では強い姿を見せても、一方では弱い一面があるんだ。私もそうなんだけどね(笑)」と冗談交じりにコメント。副機長ジェフを演じたアーロンは8年ぶりの来日について「日本が大好きなんだ。前回行った時、皇居の周りを走ったんだ。すごく楽しかったから、またしたいよ」と告白。ファンに会えるのが楽しみだと笑顔で答えた。トムはサリー機長を演じた理由について、「それは、実際のサリーが男の中の男だからだよ。事故のことは世界中の人が知っていたけど、機長についての真実は誰も知らなかった。それを伝えることに演じる意味があると思ったんだ」と役柄に込めた思いを明かした。
今月15日(木)に予定されている大規模なジャパンプレミア・レッドカーペットイベントには、歌舞伎俳優の市川海老蔵が登壇することが決定。日米を代表する大物の共演が実現し、ますます盛り上がることは間違いない。『ハドソン川の奇跡』は9月24日(土)より全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ハドソン川の奇跡』ニューヨークプレミア
Matthew Eisman