現在公開中のDCコミックスの悪役たちが登場するアクション大作『スーサイド・スクワッド』でハーレイ・クインを演じているマーゴット・ロビー。彼女がワーナー・ブラザースとファーストルック契約を交わし、同作で演じたキャラクターを主人公としたスピンオフ映画の製作がついに始動するようだ。英Digital Spyが報じている。
ファーストルック契約とは、映画監督や製作会社の企画を特定の配給会社が優先的に見ることができるというもの。米Hollywood Reporterによると、マーゴットはハーレイが中心のスピンオフで製作総指揮を務めることが決定しているという。この新作映画は、DCコミックスで活躍する女性のヒーローやヴィランが集合する作品になるようで、バットガールやブラックキャナリー、ハントレスらが登場する予定だという。このファーストルック契約の噂は今年初めから流れており、より女性からの関心を集めるために検討されていた。マーゴットは、『スーサイド・スクワッド』がハーレイ・クインをDCユニバースで大々的に取り上げた初めての映画だと述べており、女性ヒーロー&ヴィランが中心となるスピンオフ映画は、ハーレイというキャラクターにとってさらにその存在を広めることになりそうだ。
DCの女性ヒーローが活躍する映画としては、今年3月に封切られた『バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生』にも登場していたワンダーウーマン(ガル・ガドット)が主人公の来年公開作品がその先陣を切る。監督を務めるパティ・ジェンキンスは『モンスター』でシャーリーズ・セロンにアカデミー賞主演女優賞をもたらした実力派女性監督。主演のガルは、女性だからこそこの映画を撮れるのだと語り、「これは少女が女性へと成長する話。彼女は唯一この物語を正しく伝えることのできる人だと思うわ」と絶大な信頼を寄せている。
ワンダーウーマンにハーレイ・クインと、今後のDCはさらに華やかな世界になりそうだ。(海外ドラマNAVI)
Photo:ハーレイ・クイン(『スーサイド・スクワッド』)(C)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC