米国テレビ界最大のイベントとされる第68回エミー賞の授賞式が、米ロサンゼルスで現地時間9月18日(日)に開催された。日本でもおなじみの大ヒットドラマの人気スターたちが集結した授賞式だったが、今回はそんな豪華な会場で起こったびっくりなハプニングについてご紹介しよう。
エミー賞の公式ツイッターアカウントは、レッドカーペットから授賞式の様子をリアルタイムで更新していたのだが、『アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件』でリミテッドシリーズ/テレビムービー部門主演男優賞にノミネートされたキューバ・グッディング・Jrの会場到着を報告するツイートに添付されていたのは、なんと『Empire 成功の代償』のテレンス・ハワードの写真。この日、テレンスはプレゼンターとして出席していたのだ。幸いにもこの投稿はすぐに削除され、写真に収められたテレンスの到着を知らせる正しいツイートが投稿された。
今最も注目を集めるドラマの主演俳優にも災難は起こった。『MR.ROBOT/ミスター・ロボット』でエリオット・オルダーソン役を演じるラミ・マレックがレッドカーペットでのインタビューに応えると、インタビュアーが発した彼の役名は"エリオット・アンダーソン"。ラミは、「オルダーソン...エリオット・オルダーソンだよ」とすぐに訂正し、気まずそうな表情を見せたものの、最後には笑ってその場を後にした。失態を犯したインタビュアーにやさしい気づかいを見せたラミは、見事にドラマシリーズ部門主演男優賞に輝いた。
さらに、レッドカーペットではこれらを凌ぐハプニングが。米E!の放送ブースにある女優が立ち寄ったのだが、去り際に番組の司会者が「ワンダ大好きよー!」と叫ぶと、彼女は司会者の元まで戻り、「私はジェニファー・ルイスよ」とぽつり。なんと、コメディシリーズ部門作品賞にノミネートされた『Black-ish』に出演しているジェニファー・ルイスが、コメディエンヌとして活躍するワンダ・サイクス(『ラリーのミッドライフ★クライシス』)と勘違いされたのだ。ジェニファーは「私はワンダと似ているの」とフォローするも、司会者は「ジェニファー・ローレンス?」と聞き返してしまう事態に。素晴らしい舞台での記念になる1日に残念な人違いを受けてしまうことになった。(海外ドラマNAVI)
Photo:テレンス・ハワード
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