『ウォーキング・デッド』キャスト、"ニーガン"の負傷を喜ぶ

大ヒット放送中の米AMCのサバイバル・パニックドラマ『ウォーキング・デッド』で主人公リック役のアンドリュー・リンカーンが、悪役ニーガンを演じているジェフリー・ディーン・モーガンの怪我にまつわる面白いエピソードを明かした。米Entertainment Weeklyが伝えている。

現在放送中のシーズン7では非常に大きな役割を果たしているニーガン。アンドリューはジェフリーとの共演シーンを振り返り、「彼は本当に面白いことをしてくれる」と、敵対する存在でありながらも振り切って悪役を演じている姿を絶賛した。しかし、ドラマの中のニーガンは常に上をいく存在のため、彼にアクシデントが訪れると嬉しさを隠し切れないよう。「ある日、ジェフリーはあばらを傷めていたんだけど、笑顔で演じ続けていたんだ。彼は痛みの中でも大胆なことをやっていて、僕にとっては"ざまぁみろ、くそったれ!"ってかんじだったよ。まぁ、それは本番ではなくてリハーサルのことだったんだけどね」と、撮影中にジェフリーが負傷したことを密かに喜んでいたと明かした。

しかも、彼の怪我を喜んだのはアンドリューだけだったわけではなく、「みんな喜んでいたさ! 誰も彼を助けに行かなかったね。僕らはただ、彼のところに行って"さぁ、我慢して続けて!"って」と、ドラマの中で彼に苦しめられているキャストたちはここぞとばかりに喜んだのだという。このエピソードはダリル役のノーマン・リーダスも認めており、「アンディ(アンドリュー)はジェフリーが怪我をして本当に嬉しそうだったよ」とコメントしている。

この怪我について、ジェフリーに真相を聞くと、「ひたすら痛みと戦っていたよ。撮影の途中で、肋骨や脚をひどく痛めてしまったんだ。あまりの痛さに縮こまりそうになったけど、大声で叫んで自分を鼓舞して取り組んだんだ。僕が叫んでいるときアンドリューは笑っていて、"ざまぁみろ!"って感じだったね」と、必死に痛みに耐えていたこと、そして彼にもアンドリューの喜びは伝わっていたことを明かした。

撮影の裏側で小さな勝利を手に入れたリックたちだが、ドラマの世界ではそう簡単にはいかないだろう。『ウォーキング・デッド』シーズン7は、FOXにて毎週月曜日21:00より放送中。(海外ドラマNAVI)

Photo:ジェフリー・ディーン・モーガン
(C)Izumi Hasegawa / HollywoodNewsWire.net