アメリカなどで今月から公開されているベネディクト・カンバーバッチ主演のマーベル映画最新作『ドクター・ストレンジ』。日本では来年封切られる同作が、公開から1ヵ月足らずで、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のキャラクター単独主演一作目として早くも最大のヒットとなっている。米Deadlineが報じた。
主人公は、天才的な脳外科医でありながら、不慮の事故で両手の機能を損なったストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)。彼は完璧だった人生を取り戻そうと様々な治療を試みるが、どんな最先端医療をもってしても両手が完治する見込みはなく、財産も使い果たすことに。また、職を失い堕落しても天才外科医だった頃の『アイアンマン』のトニー・スタークさながらの上から目線は治ることはなく、周囲の人々からも見放されてしまう。全てを失ったストレンジは、ついにどんな傷も治せるという魔術師を頼るのだが...。
11月27日(日)時点で全世界での興行収入が6億ドルを突破。これにより、『インクレディブル・ハルク』(2億6300万ドル)、『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』(3億7100万ドル)、『マイティ・ソー』(4億4900万ドル)、『アントマン』(5億2000万ドル)、そして『アイアンマン』(5億8500万ドル)を抜いた。今年の夏に公開された『X-MEN:アポカリプス』(5億4400万ドル)も上回っている。
すでに公開されている国の中では、2億ドル台のアメリカに続いて、中国でも1億ドルを突破。韓国、イギリス、ロシア、ブラジルでも好成績を収めている。
主人公は、天才的な脳外科医でありながら、不慮の事故で両手の機能を損なったストレンジ。完璧だった人生を取り戻そうと様々な治療を試みた彼は、どんな傷も治せるという魔術師を頼るのだが...。
そんな『ドクター・ストレンジ』をはじめ、大ヒット作を次々に送り出しているのが今年のディズニー。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』『ズートピア』『ファイディング・ドリー』『ジャングル・ブック』などの成功により、11月初めには年内興行成績が同スタジオ史上初めて60億ドルに到達している。先週から一部で公開の始まった『モアナと伝説の海』、そして12月には『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の公開が控えているため、数字をさらに伸ばすことになりそうだ。
『ドクター・ストレンジ』は2017年1月27日(金)より全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ドクター・ストレンジ』
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